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オナホールになった女
官能リレー小説 - 若奥さん

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オナホールになった女 27

 俺に向かって尻を突き出すと、自らの手でドレスの裾をまくりあげる珠ねーちゃん。
 露わにされた珠ねーちゃんの尻ではなく、ガーターストッキング姿に少し意表を突かれると同時に、俺は強い欲望を覚えた。
 珠ねーちゃんは、股間のクロッチ部分を湿らせた下着をずり下げ肩ごしに俺を見て妖しく微笑む。
「どうぞ、お使いください」
「珠ね…」
 珠ねーちゃん…と呼びかけるのを俺はやめた。
 突き出された尻をつかみ、滾ったモノを押し付ける。
 強い抵抗を感じて、もう一度突き出す。
「ン、あぁぁっ」
 ぬるりっと、珠ねーちゃんの愛液に滑る感じで、俺のチ〇ポは意識していたよりも下へ誘われた。
 珠ねーちゃんの中の感触に震えながら、俺は自分の怒張の角度と珠ねーちゃんのマ〇コの角度が一致してなかったことに気づく。
 ぐっと、ドレスの上から胸を掴んだ。
「ン、ふっ…」
 珠ねーちゃんの上体を少し起こすと、チ〇ポの根元に感じていたストレスが消えた。
「あ、ああぁぁ…奥まで…くふぅ…」
 珠ねーちゃんの身体がぶるりと震える。
 突き上げた。
 最初はガンガンと強く。
 悲鳴じみた珠ねーちゃんの喘ぎ声が、俺の支配欲をくすぐる……のはいいのだが。
「声を抑えろ」
「は…いっ…ンふ」
 珠ねーちゃんは、ウエディングドレスの裾を噛むことで俺の命令に応えた。
「ふっ、ムふぅっ、フムっ…」
 俺はふっと、姿見に視線を向けた。
 ウエディングドレスに身を包んだ珠ねーちゃんを背後から犯す自分の姿に、口元が歪む。
「…ちっ」
 苛立ちが腰の動きを強くさせ、跳ね上がった珠ねーちゃんの上半身が、俺の動きを優しくさせた。
 もう一度、姿見に視線を向ける。
 欲望と快感を味わいながら、涙を流している俺。
「んふっ、んフゥっ…」
 そして、淫らに喘ぐ珠ねーちゃん。
 もう、元には戻れない。
 俺は、珠ねーちゃんの身体を抱えるようにして、姿見の方へと向きを変えた。
 角度が変わると印象も変わる。
「これが、俺たちの結婚式だ…」
 耳元に囁きながら、俺は珠ねーちゃんの中を強く突き上げた。
「は、ウウゥン!」
 強く、弱く、浅く、深く、回すように。
 俺の動きに、珠ねーちゃんは鋭く反応する。
 さっきから何度も、俺のチ〇ポを痙攣気味に締め付ける珠ねーちゃんのマ〇コ。
 それがおそらくは絶頂であることを知りつつ、俺は動きを止めなかった。
 俺にとっては永遠とも思える時間……しかし実際は、せいぜい十数分だっただろう。
 俺の二度目の射精を中に浴び、珠ねーちゃんは意識を失った…。


 神父の前で愛を誓い、キスを交わす二人。
 俺は、それを無感動に見つめていた。
 それが、ただの茶番に過ぎないことを知っていたからだ。
 ウエディングドレスに身を包んだ珠ねーちゃんのマ〇コには、生理用ナプキンがあてられ、俺の精液がこぼれ落ちることを防いでいる。
 ……まあ、多少は吸収されるんだろうが。  
 今の珠ねーちゃんには、俺のオナホという自覚はない。
 オーダーメイドの際、俺がそういう要望を出した。
 表面上は、これまでどおりの宮崎珠江。
 しかし、それも長くは続かない…らしい。
 取扱説明書によると、珠ねーちゃんの深層意識に埋め込まれた暗示および、刷り込まれたオナホとしての価値観は、絶えず宮崎珠江の意識に働きかけるとのこと。
 俺のオナホとして登録を済ませたため、これから珠ねーちゃんの意識は歪んでいく。
 どこで精神が落ち着くか…は、神のみぞ知る…だそうだ。

 二人が、参列者に祝福を受けていた。
 珠ねーちゃんが俺の姿に気づいて、手を振っている。
 俺は、彼女に向かって手を振りながらもう一度呟いた。
「さよなら、珠ねーちゃん…」

 【幕間 珠江の新婚旅行】

 これから私は、二週間ほどかけた新婚旅行に出かける。
 行き先はヨーロッパ。
「浮かれて、危険なことに巻き込まれたらダメだよ」
 年下のくせに、そう言って注意してくるのは総くん…肥後総一君。
 彼も、この春から大学生になる。
 複雑な家庭というか、家系というか……子供の頃から放っておけなかった、私の大事な存在。
 そう、大事な存在だから…ほうっておくのはとても心配。
「……ねえ、総くんも、一緒に行かない?」
「は?」
「え、だから、総くんも…」
「いや、珠ねーちゃん。新婚旅行だろ?新婚旅行」
「え、うん。だから、私と一緒に……」
 私は、はっとした。
「や、やだ…私ったら…何を言ってるのかな…あはは…」
 呆れた表情で見つめられ、私が顔が熱くなった。
 私、総くんと結婚したわけじゃないのに…。
 でも、なんだか総くんを見てると…総くんに見られると…私、なんだか…。
「珠江、そろそろ」
「あ、うん…」
 総くんと離れるのが…なんだか、嫌っていうか…いけないことのような。
 私は、恋人から夫になったあの人に手を引かれつつ、不思議に思っていた。

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