他人のモノになった、あの娘 99
そんな話をしながらマンションまで戻った。
僕はマンションの玄関口まで瑠奈をエスコートしていく。
「大輔くん、ありがとう」
最後に瑠奈とキスを交わして、瑠奈が身を離して玄関に向かう。
入る前にクルリとこちらを向いて微笑む。
そして瑠奈はそこでスカートを捲り上げた。
ノーパンの股間が暗闇でも白く見えた。
「また瑠奈のオマ◯コ使ってね!」
そう言った瑠奈の笑顔は本当に魅力的だったのだ。
後日、礼奈から聞いた報告では瑠奈と未来はぎこちないが仲直りはしたらしい。
今回はあえて未来のフォローしてないけど、未来の方は僕の意図を理解していると、此方は千秋から聞いた。
油断はできないが、とりあえず何とかなったのだろう。
そんな中、萌に連れられて来たのは歩だった。
「引っ越しが済んだから挨拶に来たわ」
「やほー、輔にぃおひさー」
軽い感じの三女の歩。
この感じは昔と変わらない。
でも、身体付きはびっくりする程変化していた。
高校の制服姿の歩。
ショートカットで元気そうなのは相変わらず。
和佳子みたいに変わり果ててたらどうしようと思っていたが、どうやらそのまま成長したようだ。
だけど中身はあの時のままでも、身体は凄い。
制服を押し上げる胸のボリュームはエグいし、スラッと長い女子高生の生足の破壊力もヤバい。
「遥はどうしたんだい?」
何かヤバくなりそうだから話題を変える。
「んー・・・ハルねぇ、合わせる顔無いってさ・・・今更なのにねー」
「あの子、拗らせ易いから」
「そうなのか・・・」
どう答えていいか困るが、ここは本人が気が済むようにしてやるしか無いと思う。
嫌がるのに無理矢理はしたくない。
「でも、歩も綺麗になったよなぁ」
「にひひ・・・輔にぃの歩さんは、すっかりエロビッチですぜ」
ピラっとスカートを捲る歩。
スカートの下は布地の少ない黒の紐パン。
普通の高校生は穿かんだろうと言う際どいものだ。
「まあ、呆れる程ビッチだなぁ」
「これでも大好きな輔にぃに処女上げれなくて、クソみたいなオッさんに貫通させられた哀れな小娘なんですぜぇ」
芝居がかった口調でおどける歩。
不幸と言いつつ表情は明るい。
3姉妹揃って坂東の父親の肉奴隷として差し出され、いい様にヤられてきたわけだ。
歩なんて当時まだ小学校低学年…瑠奈よりも小さな身体の女の子をそうやって性の捌け口にしてきた鬼畜ぶりにはさすがに嫌悪感が湧き立ってくる。
「今はセックスってすごく楽しいって思えるようになったからまだいいんですけどねー」
「歩はコレでも陸上競技やってたからねぇ」
ニコニコしている歩のせいか悲壮感は全く感じない。
ここに来てない遥みたいに『合わせる顔が無い』って2人共言っていたら相当ショックだったと思う。
「それで歩はどうする?」
「輔にぃ、お金持ちなんでしょ?・・・お金持ちのアイジンになるなんて、ビッチの勝ち組じゃん!」
本当にノリが軽くて思わず笑ってしまう。
むしろ萌の方が顔をしかめてるぐらいだ。
そりゃあ妹達を庇ってきた萌からすればやるせない話だろう。
「こんな妹を輔さんに渡して申し訳ない」
「いや、そんな事気にするな」
「そうだよ、気にしたら負けだよ!」
あっけらかんとした歩に萌がコラッと怒るが、全く意に介して無い。
この子、坂東の親父が初体験だとは思うが、どうだったのか少し気になった。
「歩って・・・ずっとこんな感じなのか?」
「ある意味、遥より歩の方が重症でな・・・歩にだけ小学校上がる前から性感開発してやがった・・・」
萌が苦々しく吐き捨てる。
それじゃあ、歩は坂東の親父が手を出したんじゃないのか?
「ウチの糞親父はクソゴリ親父が産ませた子を育てるって約束で・・・一番下の子は貰うって事になってたってね・・・」
「実の娘をハメたかったんだって!」
苦々しい表情の萌とケラケラ笑う歩。
対照的な表情だ。
「アレが歩を大事にしてるから全く見抜け無かったけど・・・歩が中3の時に妊娠してな・・・」
「オジサン達で三姉妹同時妊娠させたかったんだって!」
「萌も遥もか!」
「ああ・・・クソゴリ親父の盟友の地元議員・・・それが遥の実の父親で・・・遥を孕ませた」
と言う事は・・・
まだ彼女達と顔を合わせていた高校時代は、手を出されていなかったかもしれないのか・・・
だからと言ってその当時の僕に何かできた訳ではない。
特に地元有力者と政治家が相手なのだから・・・
「酷いって言葉すら安っぽいぐらいだな・・・」
「そうだな・・・妹達がいなかったら死にたかった・・・そして、妹達と実の父親の子を産まされて私は一度心が折れたしな」
「産んでみたら可愛かったけどねー」