PiPi's World 投稿小説

他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 94
 96
の最後へ

他人のモノになった、あの娘 96

それまで食には無頓着だったけど、愛海が一緒にいるようになってからは少しずつ気にするようになってきた。一人暮らしだった頃より体調を崩すことが少なくなったのは愛海がいろいろ気にしてくれているからでもあるのではないか…やっぱり愛海は特別な存在だ。

でもそれは今目の前にいる瑠奈も同じだし、ほかのみんなも…僕は不器用な男かもしれないけど、みな大事にしたいのだ。そこが、坂東とは明らかに違うんだと。

「幸せって、こういうことなんだよね」

ウットリとする瑠奈。
ここに連れてきた甲斐があったと言うものだ。


食事を楽しんでから少しドライブしてラブホへ向かう。
ラブホに入ると2人でお風呂。
湯船で抱き合いながらイチャイチャする。

「んあ・・・さっきからおっぱいばっかりぃ」
「好きだからな」
「大輔くんって、大きい方が好きでしょ!」
「うん、好きだよ・・・瑠奈のおっぱい」

若干論点ずらしで答えると、瑠奈が頬を膨らませる。
こう言う表情をさせると、合法ロリの破壊力は半端無い。

「未来とは同窓会の日にラブホ連れ込んだぐらいでデートとかもしてないぞ」
「未来ちゃんはそんな事悔しがらないよ・・・だからムカつく!」

瑠奈なんかは未来に対する嫉妬心が強いように見えるし、すずや礼奈にもそう言う部分は感じる。
今現在は不仲とまではいかないが、気を配らないと決定的な亀裂を産むかもしれない。
そしてこれは、瑠奈が悪い訳ではない。

僕は湯船の中で膝の上に向かい合わせで瑠奈を座らせて抱きしめながら考える。
勿論、乳を揉んだり、乳ピアスを弄ったりしながらだ。

「んあ…未来ちゃんは、ずるい…ふあっ、あっ…」
「どんなところが?」
「ぅ、あ、だって、ぇ、マナちゃんが、っいるのにっ、大輔くんの奥さんふぜ……いひぃぃぃっ!!!」

弄りながら瑠奈の愚痴を聞いてやるが、ちょっと誤解がある部分は強めに攻めて感じさせる。
小柄な瑠奈はほぼ全身が性感帯で、アソコからもトロッと愛液が滴ってきた。

一番最初に接近したのが未来だったからちょっと問題になって来てるのだろうか。
考えを巡らせてる間に瑠奈が軽く絶頂した。

ここで貫いてしまってもいいが、もう少し時間をかけたい。
坂東親子は女の子達をあえてえこ贔屓していがみ合わせてコントロールしたらしいから、当時から多少のわだかまりはあったのかもしれない。
故にまだ話したい事もあるから、若干スピードを緩めて弄る。

「僕にとって、みんな大切なのは分かって欲しいな」
「んぁっ、う、うん、それは分かってるっ・・・で、でも・・・」

瑠奈の僕を見上げる視線は甘えて媚びる欲情のこもったもの・・・
正直可愛すぎて抱きしめる腕に力が入りそうになってくる。

「瑠奈もっ、未来ちゃんもっ・・・沢山の男に抱かれて汚れたってだけじゃないのっ!」

汚れたなんて思ってない。
むしろ綺麗で魅力的になっている。
でも、そう言った所で彼女達の心は満たされないって最近気づいた。
彼女達の言いたいのはそうじゃない。

「瑠奈は・・・剛くんが好きだった・・・」

剛と言うのは瑠奈の元旦那。
中卒で鳶だか土建業に入って瑠奈と同棲して子供を産ませ、そうしながら他の女にも手を出して瑠奈を捨てた男だ。

中学時代はまともに漢字も書けない馬鹿で、何かあればすぐ暴力。
ただ何でも逆らう訳でなく、坂東みたいに強い奴には媚びへつらう奴だった。
当然、坂東の腰巾着として同級生達からは嫌われていた。

「叩かれたし、罵声浴びたし、セックスを他人に見せるし、子供の前でも関係無いし、理不尽な事しか言わないし、馬鹿だし・・・」

どう見てもいい所は無い。
本当に最低な奴のままだったみたいだ。

「でも、酷い目に合わされる度にもっとやって欲しくなって・・・どんどん好きになって、離れられなくなって・・・」

少し涙声の瑠奈。
僕は抱きしめてやるぐらいしかできない。
だけど、今だからこそ全部吐き出させてやりたいと思っていた。

「剛くんが瑠奈を捨てて出て行く時・・・瑠奈は必死に縋ったの、捨てないでって・・・でも剛くんは瑠奈に子供達の前で全裸で土下座させて、頭を踏みつけたの・・・それでも捨てられないならされても良かった」

最初に悲惨な境遇の子を連れてきたって言ってたけど、これは僕が考えていたより壮絶だ。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す