PiPi's World 投稿小説

他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 5
 7
の最後へ

他人のモノになった、あの娘 7

デカくて硬くて逞しくて、自分自身を満足させてくれるイチモツだったら相手がどんな奴でも求めるのだろう。それが坂東みたいな男だとしても…

「好きぃ、好きぃ、大好きぃいいっ!もっと、もっともっともっと、突いてっ!突いて突いて突いてっ!!!!」

この好き、という対象もきっと僕自身ではなく僕のイチモツに対してなのだ。たとえそうだとしても僕は嬉しいし、余計に未来を愛したい思いが強まってくる。

自分は馬鹿なのかもしれない。
風俗に行って嬢に恋するのと同じで、今の未来に恋するのは馬鹿と言われてもおかしくない。
だが、そんな馬鹿をやってみたいと思うぐらい未来が魅力的なんだから仕方がない。

「ああっ!もうっ!イクッ!・・・イッちゃうのぉっっ!!」

面白いぐらい感じて悶える彼女の声が高くなっていき、もう終わりが近づいてるのが分かる。
だから僕はピストンを深く速くしていく。

「一緒にっ!一緒にイクよっ、未来っ!」
「ああっ!イクッ!一緒にぃっ!イクぅぅっっ!!」

ギュウゥゥッと膣が締まり僕に射精を促す。
それに合わせるように一番奥に欲望を放った。

「んいいいぃぃぃっっっ!!!イクッ!イクゥゥゥッッッ!!!」

派手に身を震わせて彼女が達した。
僕も今までの中で最高に気持ち良かった射精に背中がゾクゾクしてしまった。


「はぁっ、はぁっ、ああぁっ……」
未来はラブホの部屋の天井を虚ろな目をしながら見上げていた。

「ああっ、はあっ、あぁ……ダメ…ダメなのに、本気で好きになったら、どうするのよ…」
「そうなったら僕のところに来ればいい」
「ふふ、優しい通り越してお人よしすぎるのよ、水上くんは」
「僕はそれでもかまわないな。あと、僕のことも大輔、でいいよ」

未来がはあっ、と大きくため息をつく。

「……………旦那よりも、大輔くんが………」
「僕が何か?」
「ふふ、なんでもないわ」

そう微笑んだ未来が身を起こして立ち上がる。
「シャワーを浴びてくるね」と一言。
名残り惜しいが、人妻の彼女を留めておく訳にもいかないだろう。

彼女の背中を見送ってふと我に返ると、スマホのランプが点灯してる事に気付く。
覗き込むと、ショートメッセージ。
『ヤリ終えたら連絡頂戴』と身も蓋も無いメッセージは宮田千秋から。
何でアイツ連絡先知ってんだと思いながらも電話をかけてみる。

『いよう、楽しめたかい?』
「お陰様でな」

テンション高めの千秋。
周りのノイズが無いから、もう帰宅したのかもしれない。

『どうだい・・・松下未来が欲しいかい?』
「ああ・・・」

何故千秋がこんな事を切り出すのか理解は出来ないが、コイツ相手に誤魔化す意味は無いので正直に答える。

『セフレとして欲しいなら、そのまま帰らせて』
「どう言う意味だ」
『そのままの意味さ・・・無論そうでないなら違う選択肢もある』

違う選択肢と言う言葉に引っ掛かりつつも、俺は本心を応える。

「一人の愛する女として、松下未来が欲しい・・・」

その答えに電話の向こうから笑い声が聞こえる。

『結構、実に結構だね・・・なら、彼女を連れ帰ってしまえばいい』
「いいのか?」
『いいのかも何も・・・覚悟が無いならやめたまえ』

僕を試しているような笑い声だ。
そして笑い声の向こう側で僕の覚悟を試している。

「分かった・・・アドバイスありがとう」
『何の・・・依頼人の利益の為さ』

そう言えば千秋は弁護士だって未来が言ってた事を思い出す。

「弁護士が不倫の幇助とか、モラル的にどうなんだよ?」
『弁護士なんてものは社会正義の為じゃなく、依頼人の利益保護の為の存在さ』
「この、悪徳弁護士め!」

向こうで千秋が大笑いしている。
坂東も含めてヤラセに引っ掛かったんじゃないかと勘ぐりたくなる。

『言っておくが、坂東の件は完全に別件だ・・・そっちの方はいい意味で君が片付けたんだがな』
「まあ、そうしておく」

千秋の言う依頼人は恐らく未来なんだろうが、ここからの行動はどうしようと千秋を敵に回す事は無い気がした。
そんな話をしていると、シャワーから未来が出てきた。


SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す