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他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

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他人のモノになった、あの娘 48

少し思い出すようにそう語る愛海。

「大学では同郷なのは千秋ぐらい・・・でも千秋と未来は近くでルールシェアしてたから、外では一緒だったけど・・・」
「ああ、2人は夜の仕事か・・・」
「ええ、しないで済んだ私が恵まれていたんだけどね・・・お陰でダイエットは捗ったわ」

微笑む愛海。
高校時代に成長期に入ると同時に体重も相当増えたのは写真で見た。
大学に入って成長が止まったからダイエット効果も出たんだろう。
しかし、本当にここまで綺麗になった愛海が大学で声をかけられなかったのは奇跡にしか思えない。

「それに・・・大学での大輔くんの事聞いたから・・・」
「どこからそんな情報を・・・」
「真央とジュリアからよ」

色々繋がった。
彼女達は仮面パーティーで僕と相手したと言う話だったから、そこから話が行ったなら納得だ。
2人にもいずれ会ってお礼を言わなくちゃいけない。

「2人も坂東に人生滅茶苦茶にされて絶望しかけてたのを大輔くんに救われたようなもの、って感謝してた」
「僕も2人には感謝したいことがあるよ」

あの2人はそれから人生が好転したのだから本当に良かったと思う。

「動画配信始めたのもその頃だよね」
「さっきも言ったけど最初は全然で…未来や千秋から愛海にはもっとアピールすべき場所があるんだって言われて…ちょっと恥ずかしかったけどね。それが大輔くんの目に留まったわけだから、今はすごく嬉しい」

このおっぱいなら誰の目にも止まるだろうと思いながら、やんわりと揉む。
破天荒なサイズだが、触り心地は悪くない。

そうやって会話しながらたまに愛撫も混ぜつつ、共に抱き合って一夜を過ごした。
腰を振ったり射精をしたりとかはしていないが、愛海の初めてを貰った満足感は大きかった。
セックスに関しては、今後慣れていけばいいと思っている。



そして、日が明けて・・・
今日は仕事。
マンションから程近いターミナル駅前のビル。
ここにオフィスを構えている。
投資家なんて自宅でも出来るが、こうやってオフィス借りてやった方がメリハリが出ていいと思っている。
いずれ千秋にもこのビルで法律事務所持たせてもいいかなと思っていた。

そんな普段一人だけのオフィス。
今日は礼奈が初出勤。
夜の仕事を辞めて、このオフィスで働く初日だ。

後のメンバーは、千秋は元の法律事務所で残った仕事をな片づける予定で、未来と愛海は僕の自宅で過ごす。

「今日からよろしく」
「君の元で働くのってなんか不思議な感じね」
「前の仕事よりずっと気楽にできると思うよ。それに給料だって倍くらい出せるかもしれない」
「…ありがと。助かるわ」
「亮磨くんと子供たちの為なら軽いものさ」

礼奈にはビシッとしたスーツを着せているわけではないが、今の彼女のスタイルを見ると生徒と教師の関係だった昔を思い出す。

ビシッとしたスーツじゃないけど、やはり教師だったせいかスーツ慣れしている。
こう見ると、綺麗なOLのお姉さんだ。

「それから、社長なんて来客の時しか呼ばなくていいから」
「あら、それは残念・・・それと約束してた奴ね」

何が残念なのか分からないけど、礼奈はタブレットを取り出して写真を見せてくれる。
それは全員揃った石田家の集合写真だ。

やっぱりと言うか小学生の長女ちゃんは礼奈にそっくり。
小さな礼奈って感じだった。
後の女の子2人と男の子1人も礼奈によく似ている。
だが、僕が戸惑ったのは礼奈の横の車椅子に座る人・・・

「亮磨・・・だよね・・・」
「ふふ・・・そうよ」

車椅子に座るのは、ワンピース姿の長いストレートヘアの美少女。
礼奈そっくりの顔の超絶美少女。
しかもどこか儚げで可憐で、男なら絶対守ってあげたくなるような美少女が居た。

「彼らに・・・肉体も精神も壊された結果だけど・・・私も本人も今はこれで良かったと思っているわ」

儚げだが、笑顔は穏やかだ。
それでも相当辛い思いをしたんだろうと胸が痛くなる。

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