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他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

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他人のモノになった、あの娘 43

そう言う未来に千秋がジト目。

「それを言うなら、上野との結婚・・・アレは無いわぁ・・・」
「そうよね、アレだけは絶対無い・・・絵梨香にも止められたでしょ?」

今度は千秋と愛海まで参戦して未来に反撃。
大槻絵梨香は上野の元妻の一人だが、そこまで反対されて突っ走る未来の暴走ぶりが凄い。

「だってえ・・・あのオチ◯ポとテクがヤバかったんだから・・・」
「それ以外は最低じゃないか・・・」
「うん、人間的にいい所一つも無いよ」

反論すれど千秋や愛海からはバッサリ切られる。

「そんなに良かったのか?」
「うん、大輔くんには悪いけど段違いにいいよ・・・気を悪くしないでね」

やっぱりそうなのか・・・
ショックと言うか、いい気はしないが仕方ない。

「それでも未来がここに居ると言う事で納得して上げて欲しいな」
「ああ、大丈夫だよ千秋」

それでも僕を選んでくれたから喜ぶべきだ。
未来だけでなく千秋も・・・

笑顔で思い出話を語ったり、食事を共にしている姿を見てこれが一番の幸せだな、と思いほっと胸をなでおろす自分がいる。
そんな僕に愛海が気付いたようで。

「未来と千秋が、大輔くんを信じて、選んでくれてよかった」
「…全部、愛海が仕組んだって話だって聞いたよ?」
「あの頃からずっと、男の人の嫌な部分を見てきていたから。大輔くんには、そういうところが全くない。だから、大好きだし未来や千秋を任せたいって思った」
「今度は、愛海の番」

「そう、私達は愛海に幸せになって貰いたい」

未来と千秋の言葉に愛海が涙ぐむ。
僕の方はと言うと、まだ正直迷っていた。

不幸な目にあった同級生を援助するのは千秋から聞いて納得している。
それは善意や偽善でなく、礼奈のように僕に身体を提供して貰って金銭援助すると言う商行為だからだ。
それならこちらも精神的負担無く援助できるし、向こうも負い目を感じなくて済むだろうと思う。

だが、愛海の場合はどうか・・・
僕じゃなくても、いや僕じゃない方が幸せになれる・・・
そんな気持ちがあって迷いがある。

「別に善人がいいとは思わない・・・例え悪人でも寄り添ってくれる人がいいんだ」

食事中の会話の中で出た千秋の言葉が胸に刺さる。
そんな言葉を免罪符にしてしまえと、心の奥底が叫んでいる。

結局は僕の覚悟次第なんだろう。
そう、僕は腹をくくるのだ。

「愛海、ずっと僕の側に居ろよ」

僕の言葉に愛海が目を見開いて口元を手で覆う。
未来と千秋も嬉しそうに微笑んでいる。

「ありがとう………」

か細い声で愛海がそう言った。
いくらいい女になっても、中身はあの頃の、純粋な女の子のままだった。
それがなんだか嬉しく思えた。

愛海お手製の夕食はいつもよりも豪華で、とても美味しかった。
彼女がずっと傍にいたら、楽しみも増えるだろう。
そして…

「愛海、後片付けは私たちに任せて」
「大輔に可愛がってもらいな」

未来と千秋がそう言うと、私もやるわよと立ち上がる愛海だったが、僕はそれを制するように愛海の腰を抱き寄せる。

「ここからは夫婦の時間だよ、奥様」

見る間に真っ赤になる愛海。
本当に初々しくて可愛い。
新婚ホヤホヤの新妻的な雰囲気があった。
僕は彼女の腰を抱いて寝室に誘う。
緊張感で身を硬くする辺りも初々しい反応だった。

改めて抱き寄せてみると、胸のボリュームに圧倒される。
千秋がFカップ、未来がHカップと世間的にも爆乳レベルなのだが、愛海のボリュームはそんなものではない。
同窓会ではIカップと言っていたが、過少申告だろうと見た。

「凄い胸だな・・・確かに豊胸だと言う奴が居るのも分かる」
「中学時代はBだったのよ・・・それが高校で太った時は意識してなかったけど・・・大学でダイエットしたら胸やお尻はそのままで・・・」

実に理想的な痩せ方だろう。
女ならみんな羨ましがると思う。

「でも・・・Nカップとか、ドン引きよね・・・」
「いや、素晴らしいね、奥様」

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