他人のモノになった、あの娘 5
「ん、あんっ」
ソフトな感じで両手で乳房を揉むと、松下さんが小さく甘い声を上げる。
「手慣れてるのね」
「全然。素人童貞だよ。多分AVの見過ぎさ…松下さんこそ、敏感なんだね」
「嫌なところでもあったわけでね…あの頃はマグロでいられたらまだ幸せだったんじゃないかなって」
「僕は今の松下さんも好きだよ」
「水上くんは、優しいのね」
「これから抱く女に優しくしない理由が分からないな」
そう言って軽くキスすると松下さんが甘く鼻を鳴らす。
そしてゆったりと僕に身を任せてくる松下さんの仕草も手慣れている感があった。
こうやって何人もの男に抱かれてきたんだろう。
そう考えると切なくもなるが、それ以上に興奮で高まってくる自分がいた。
「多くの男が松下さんを綺麗にしていったんだろうなぁ」
「ふふ、そんな感想持たれるの初めて・・・ヤリマ◯ビッチにしか過ぎないのにね」
こうやって自嘲してしまうのは相変わらずだが、少し表情は柔らかくなってきていた。
「僕も松下さんを綺麗にする男の一人になりたいな」
「私は・・・水上くんの為に綺麗になりたい・・・かも」
そう微笑みながら松下さんがブラの肩紐をずらす。
そしてブラをグイッと自ら引っ張りずらした。
ボインと擬音が出そうなぐらいに乳塊が暴れ露になる。
白い肌とコントラストのはっきりした乳頭・・・
結構大きめだからあの内藤愛海のような整形でない証明みたいなものだ。
ただ、両乳首にはバーベルピアスが付けられていた。
旦那がやったのか、それとも別の奴がやったのか。
上野がやったのなら、あんな普段は冴えない頼りない学年主任のくせになかなかやるもんだな、二面性でもあるのかな、なんて思う。
僕だってピアスくらいで不快な気分にはならない。
それより、松下さんの生乳を目の当たりに出来て、この手でなんでもできる事に気持ちが昂っている。
「素晴らしいな」
「ふふっ、こんな私でよければ…真央やジュリアの方がずっと素敵だし、普通に幸せなセックスもしてると思うわ」
川瀬やジュリアが幸せだったら言う事は無い。
確かに2人は満ち足りたような笑顔を同窓会でも見せていたような気がする。
「なら、松下さんも幸せにならないとね」
「旦那居るのに不倫するような女には無理ね」
さして気にしている風では無い感じだけど、その不倫に誘ったのは僕だけに苦笑するしかない。
「欲しいのは今の快楽・・・私ってそんな女よ」
僕の手を掴み、自らの胸に導く松下さん。
僕の指に乳首のピアスの感触が伝わる。
「でも・・・水上くんなら・・・今だけでも幸せ感じれそう・・・」
そう言って自分で下着をズラしていく松下さん。
そんな松下さんを僕はゆっくりとベッドに押し倒していった。
何度もキスをしながら松下さんのたわわな膨らみを堪能するようにゆっくり揉む。
彼女の方は甘く吐息を漏らしながら僕のシャツのボタンを外していく。
「逞しいのね・・・アイツなんてもう腹が出てたのに」
「少し身体は動かしてるからね」
アイツとは坂東の事だろう。
確かに久しぶりに会ったら土建屋に居そうなオヤジ化してたようには見えた。
不良とはいえ坂東も真のワルという奴ではなかった。
男同士でバカ話で盛り上がることもあったし、多少女癖が悪かったくらいで僕も嫌いな奴ではなかった。
まあ、松下さんを肉便器にしていたのはちょっとアレだが。
そんな坂東も見た目通り父親の経営する土建屋で働いているようだ。
以前近所で仕事するのを見たことがある。
「水上くんはあの頃はやせ過ぎで心配なくらいだったけどね」
「まあ、マシにはなったかな」
「マシどころか、人妻じゃなかったら、私が…」
そこで唇が重なった。
咄嗟に松下さんのおっぱいを掴んでしまう。