他人のモノになった、あの娘 38
それは意外な話だった。
ただ愛海は未来と千秋をまとめて食った彼の手には堕ちていなかったし、もしかしたら千秋同様に上野との結婚には反対していたのかもしれない。僕が投資で儲かってるのも早くから知っていたなら…あの子もなかなか賢い子だ。
「愛海も大輔のことが好き。ただアイツは正真正銘の処女だから、私たちよりも大切にして欲しいんだ…」
「僕はみんなのことが好きなんだ。もちろん千秋も…」
千秋の耳元で囁きながら胸に手を伸ばす。
ノーブラなだけに感触はダイレクトに近い。
それは千秋も同じで、甘い女の顔になっていく。
こんな顔を僕に見せる千秋は、身も心も彼女を調教した男のモノのままだ。
その呪縛が強い事はさっきの会話でも分かった。
だけど、今・・・
千秋の身体を自由にできるのは僕だ。
そう考えると、何か僕がその男から千秋を寝取っているような感覚があってついニヤけてしまう。
千秋を抱きしめながら僕はワンピースの後ろ側を捲る。
僕から見えている訳では無いが、きっと尻が丸出しなのだろう。
無論、千秋に嫌がる様子は無い。
むしろ、嬉しそうにしているぐらいだ。
「千秋の尻は張りがあって触って飽きないな」
撫で回すと千秋が身震いする。
「未来や愛海のお尻の方がいいだろ?」
「千秋の尻もいいな」
おっぱいも尻もそれぞれが違い、それぞれに良さがある。
そんな三者三様の彼女たちをまとめて愛することができたら男として嬉しい事である。
おっぱいとお尻を優しく撫で回すだけで千秋は甘い、深いため息を漏らす。
敏感な千秋、僕はその手をワンピースの中に潜り込ませ千秋のアソコを指でさする。
既に千秋のオマ◯コはグチャグチャに濡れている。
ちょっと弄っただけでこれは、本当に敏感で可愛い奴だ。
考えてみれば、中学時代の宮田千秋と言う存在は腐れ縁としか言いようが無い。
小さな町だから同じ町内に同級生も多いが、千秋もその一人。
所謂幼馴染みになるのかもしれないが、未来や愛海もそうだし、同級生が十数人居るからあんまりそう言う意識は無かった。
むしろ同じ町内の男子達は坂東グループが居なかったから、こちらの方が幼馴染み感があった。
無論、当時の愛海もそうだが、千秋に恋愛感情を抱いた事は無かった。
どちらも同じ町内だからよく喋る事もあったし、未来ともそうだった。
余り異性と遊ぶ事も無かった僕だが、その3人の中で比較的千秋とは関わる事は多かったが女として意識は全くしなかった。
いや、あれを女として見るのはどう考えても無理だ・・・
飾りっ気も無く野暮、身嗜みは全く無頓着。
皮肉屋で目つきもキツく、性格はネガティブそのもの。
ただ、仕切りが上手かったり、頭の回転が早かったり感心させられる所も多かった。
気になる女子の情報も持ってたし、恋愛感情は無かったが友達としてはそこまで付き合い辛い奴ではなかった。
だが、今の千秋はびっくりする程美人かついい女だ。
千秋を調教した男は、ダイヤの原石と見抜き、磨き上げて最高の女に仕上げた。
今の千秋は五本指の未来達と並んでも違和感無い美女だ。
だからむしろ、ここまで千秋を磨き上げた男に感嘆するしかない。
僕じゃまず無理だろう。
「いい反応だね、可愛いよ千秋」
こんな台詞も中学時代の千秋に言えなかった。
冗談ですら言えなかったぐらいだ。
そして甘く甘える千秋の吐息も、あの頃だと気持ち悪いと思っただろう。
「ソイツがきっと夢で千秋を可愛がってきたから・・・千秋はこんなに綺麗で可愛いくてエロいんだな・・・」
僕の言葉にビクンと身体を震わす千秋。
戸惑いの表情・・・
未来や愛海の助けでその男から離れた千秋は、ずっとその男を嫌いになろうとしたんだろう。