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他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

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他人のモノになった、あの娘 36

なんだそれはと思った僕だが、少しして未来の言った事が理解できたのだった。


このマンションの地下。
駐車場の来客スペースに一台のベンツが止まる。
運転席から降りてきた1人の女性。
清楚で品のある若奥様と言った雰囲気の美女・・・

「そっちが本当の顔かな?人気配信者さん」
「ええ、改めてお久しぶりね水上くん」

柔らかい笑みを見せてエコバッグを持つのは、内藤愛海だった。

「まさか水上くんがこんな億ションに住んでるなんて思わなかったわ」
「内藤こそ、これぐらい買えるだろ?」

まあねと言いながら微笑む愛海から食材の入ったエコバッグを受け取りエレベーターホールに向かう。
あの同窓会の時と違い、今の愛海はセレブのお嬢様でベンツ乗り回しても違和感が無い。

「動画見たけど、あれだけ上手に説明できても、それが再生数に繋がらないんだな・・・」
「そうよ、このおっぱいのお陰ね」

臆面も無く笑う愛海。
笑顔が綺麗で可愛らしいけど、中学時代に時折見せていた笑顔の雰囲気のままだ。

長い黒髪が腰のあたりまで伸びていて、それが艶めいていて綺麗。
黒のニット越しでも爆乳のシルエットはくっきりとしていて、余計に凶悪に映る。
背は、すらりとしている千秋よりもさらに高く見える。中学時代と比べたら急成長したのも納得させられる。

「僕のツレたちは整形だ整形だって言ってたけど、それ、天然モノなんだろ?」
「正解。みんなあの頃の私しか知らないから、そう言われるのも仕方ないかなって」
「綺麗になったな」
「ありがと」

愛海を部屋に招き入れる。

部屋に入ると未来が満面の笑み。
服は一応着ているが、彼女が普段着と呼ぶ露出の激しいもの。
それとツインテール童顔メイクだからギャップが凄い。

「きゃーっ!愛海だぁ!」
「未来だぁ!今日もエロ可愛いね!」

キャアキャア言いながらハグする2人。
仲の良さがそれだけで伝わる。

「じゃあ、水上くんキッチン借りるね」
「おう、好きに使ってくれ」

キッチンに入り鞄からエプロンを出して着ける愛海。
エプロンもちゃんとおっぱいを強調する仕様で、ニット爆乳が更に凶悪アピールされる。
しかし、後ろからスカートを押し上げる尻も胸に負けず凶悪。
パンツラインをくっきり浮かび上がらせていた。

「未来の離婚記念に美味しいもの作るわ・・・撮影お願いね」
「うん!期待してるわ!」

ここでついでに動画撮影もしてしまおうとか、なかなかちゃっかりしてる。
未来も慣れてるのか、愛海から渡されたハンディカムを構える。

「あら、良い道具使ってるのね・・・水上くんって凝り性ね」

「まあ、腕の無さを道具でカバーしてるのさ」

喋りながらもテキパキと準備していく愛海。
本当の主婦か料理人かと言うぐらい手際が良くて、見ていて驚くばかりだ。

「いい奥さんになりそうだよなぁ・・・」
「ありがと、でも結婚するなら未来や千秋がいいかな」
「残念ながら、どっちも僕が拾得済みだ」
「あら、残念ね」

軽口を交わしながらも手の速度は落ちない。
素晴らしい限りだ。

そんな事をしていると、玄関がガチャリと開く。
合鍵を渡している千秋だろう。

「ただいまって・・・誰か来てるの?」
「おかえり、愛海が来てる」

その答えに千秋の目が眼鏡の奥からでも分かるぐらい輝く。

「本当かっ?!今日のご飯は最高じゃないか!」

小躍りするような感じでキッチンに小走りの千秋。
またキッチンでキャアキャアと黄色い声が上がった。

なんだ、ホントに来たのかよ、と千秋は言いながらも嬉しそう。キッチンでキャアキャアとはしゃぐ姿は3人の仲の良さがわかるしあの頃に戻ったような感覚もする。

「千秋もお仕事お疲れ様」
「ああ、今日は仕事はそこそこで佑梨と薫に会ってきたんだ」
「へぇー、2人とも日本に戻ってるんだぁ」
「まあ一時帰国って感じだけどな」

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