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他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

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他人のモノになった、あの娘 169

「愛に歳の差なんてないんだよ」

歩はそう言ったことがある。
実際歩は20歳以上年上の教師をセフレにしていた。
ただ、それとは話が違う。

「輔にぃがみんなを幸せにしてくれるんだから…アユはとっても幸せ」
「僕は誰一人として不幸にはさせないさ」
「嬉しい。輔にぃ……ハメハメして…」

僕はその言葉に腰を振る。
ゆっくりだが深く突き入れていった。

「んあぁ、それっ、いいっ・・・」

普段は無邪気にエロい歩だが、一人前に艶っぽい声が出る。

「ふふ、声だけはドスケベな奥さんだな」
「へへっ、昼下がりの団地妻なんだよ」

住んでるのはマンションだろと突っ込みはあえて入れない。
AVにありそうな題名と言うか・・・
多分、歩は楽しんで見てるタイプなんじゃないかと思う。

あえてガンガンと突かないから、若干焦れて身を捩る歩。
とは言え、臨月の妊婦に余り激しいのはこっちが怖い。
すずの臨月の時はセックス中に破水した事がある。
焦る僕に対してすずは慣れたもので・・・
『あら、破水したわ』と冷静に言ってテキパキ準備して病院に行って数時間で産んできた。
奈美恵に聞いたら、すずは陣痛が凄く軽いタイプで4人の子供全てがハイスピード安産だったらしい。
その奈美恵自体も陣痛は軽めらしい。

逆に難産に近かったのは未来だ。
双子の上に初産だったから陣痛から2日程かかって、産んでから暫くは起き上がれなくて入院が長引いたぐらいだ。


「大輔くんとの子供も欲しい、作りたいけど、あんなにしんどい思いをすぐに経験するのはちょっとな……しばらくはツインズとゆっくり過ごそうかな」

未来はそんな風に言う。
横で美緒が慣れちゃえば楽勝だよ、なんて言うのにも気にせず双子を可愛がる姿はすっかりママの顔だった。

「ミクちゃんみたいに双子もいいなぁ」
「未来は相当しんどかったみたいだぞ」

交わり終わりにそんな風にニコニコとする歩。
すると隣に萌が寄り添ってきて言う。

「まあ、今回は惚れた男の子供だからいいけど・・・前回は私も歩も持久戦だっただろ?」
「うん、でも赤ちゃんはいいよ!」

あくまでも無邪気な歩に萌は眉をしかめる。
向こうでぐったりしてる遥も含めて、若原三姉妹の初めての妊娠はそれぞれの思いが違ったとは聞いている。

「私はひたすら辛かったからなぁ・・・実の父親に孕まされて子を産むとか普通じゃないだろ」

萌のその言葉は普通の感覚だ。
初めての妊娠出産が望んでないものだと言うのは辛いものがある。

「うーん、アユは楽しみだったけどね!」

多分、歩は何も考えてない。

「つわりでゲロゲロだった癖に!」
「そーだよね!今回もそうだけどね!」

萌も歩もつわりは重い方だった。
調子悪そうにしてるのを何度も見た。

「まあ、エッチしてるとモエねぇもアユも忘れるんだけどね!」
「その通りだが、一緒にするな!」

ムキになる萌絵とケラケラ笑う歩。
遥も含め性格は三者三様の若原三姉妹だけど、抱いた後は皆ヘロヘロでトロトロになるのは一緒なのが面白い。

「輔さんにならこの身体いつだって捧げるし、子供だって何人でも作りたいって思うよ。それはみんな一緒だろうけど」
「ああ、僕もみんな大切な存在だ」
萌の髪を優しく撫でると、萌もウットリした表情に変わる。

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