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他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

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他人のモノになった、あの娘 163

愛海も遺伝だと言うし、今は妊娠中だからさらにワンサイズ大きくなっている気がする。
僕らが一緒にいた頃は田舎という狭いコミュニティだったし周りもレベルが高かったから少し抜きん出てる程度みたいな感覚だったけど、大学に行って知った顔が千秋しかいなくなった時に初めて自分が規格外だと気づいた……らしい。

「やっぱ輔さんデカいのが好きなんだな」
「若ちゃん、なんで私見て言うの…」
「ん?や、るーはとってもカワイイよー」

千秋の言葉に同意する様に、僕は瑠奈の尻を撫でる。

「瑠奈に何百万もかけて豊胸してやる事もできるけど・・・どうしたい?」
「いや・・・豊胸までは・・・」

流石にコンプレックスとは言っても整形までは考えてないらしい。

「おっぱいは大きくても小さくてもいいものさ」
「おやおや、おっぱい賢者になったのかい」

僕の言葉に萌がニヤニヤと笑う。
遥の件がほぼ解決したからご機嫌ではあった。

こうやって自分の種で孕ませた女に囲まれているのは幸せな事だ。
これだけは坂東が同級生を犯して孕ませた気持ちも理解は出来る。
その坂東だが、あの一件で怪我して入院・・・
更に会社の倒産も確認した。
だが、また暴走しかねないので監視だけは怠っていないが、一応知り合いの飯場に放り込んでいるので危険性は薄いと思う。


「坂東がまた襲ってこないか心配だって?もしそうなったときはボクが大輔を守ってあげるから大丈夫だよ。この前だって、でしょ?アイツも親父みたいにブクブクに太ってんだもん。全然大したことないない」

オフィスに新たに設けたカフェスペースでくつろぐ和佳子。やたらと機嫌がいい。
母である恵美子が不在だとすっかり口調が昔に戻るのが当たり前になった。

「で、まだなの?」
「もうすぐ来るはずなんだけどなぁ」
「あの子って昔から朝が弱いし時間にはルーズだし…」

僕らはある人物との待ち合わせ中。
千秋が打診して、本人がその気になってようやくの再会、なのだが。

「いろいろあった割には昔と全然変わんないわけだ………んぶっ!?」

ため息ひとつついてコーヒーを飲もうとした瞬間、背中に一発、バーンという衝撃が走る。

「遅れてごめーん!大輔久しぶりっ!!」
「相変わらずだな。ってか悪化してない遅刻癖」
「だって旦那も子供も休みだから起きなくってさー。てか、ワカだよね?えっ、変わってないねー」

底抜けに明るいのはあの頃と一緒。
そういえばあの仮面パーティーで一夜を共にしたとき、片方が言葉遣いが若干怪しかったな、といまさらになって思い出した。
当時は活発なショートカットだったけど、今ではロングヘアの美人になっている。

―川瀬真央。

綺麗になったのはいいとして、身体中から溢れ出してくる幸せなオーラが見ていて心地よい。

「久しぶりだな・・・」
「ほんと、久しぶりよね・・・大輔くん、雰囲気変わったよね」

直接会ったのは同窓会以来だから一年弱ぐらいか。

「変わったとも言えるし、変わってないとも言える・・・それはみんな一緒かな」
「そうかもねぇ・・・大学の頃の大輔くんは、既に大人になっていてビックリしたけどね」

そうだった・・・
彼女とは密かに再会して夜を共にした事があったらしい。
その時は気づかなかったが、彼女がいい女だったのは確かだ。
何より、ボディピアスとタトゥーで飾られた身体が物凄く綺麗に感じて、今の僕の性癖に繋がっているのだと思う。

「ワカは酷い事なってるって聞いたけど・・・」
「ああ・・・今でもある意味酷いぞ」
「何よそれ・・・ありのままに生きてるだけなのに」

一応今回の再会に合わせて和佳子は服を着てるが、普段は全裸生活のメス犬のままだ。
どうもそれが一番落ち着くらしい。

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