他人のモノになった、あの娘 148
『お父様、お父様』と言いながらオナっている遥だが、こうやってオナるようになったのはごく最近だった。
引き取った当初から真面目に家事をしてくれていて、自分の時間は本を読んだりとか生活態度も普通だった。
だけど、最近は真昼間から空いた時間にオナってる動画がちらほら出てきていた。
つまりポルチオ調教で随分身体が昂っていると言う事なんだろう。
しかも僕が抱いていないから男断ちしてるから解消もできていない。
「遥は私が知る限り普段からオナってないし、実父にオナってる所見せろと言われても泣いて許しを乞うタイプだったからな」
萌がビックリしながら動画を見ていた。
「でもさー・・・輔にぃの名前が出ないから壊し足りないんじゃない?」
「僕は気にしてないぞ」
気にしてないと言いつつ、実はそこを重視している。
遥に対してしているのは、坂東達と同じで屈服させるつもりでやってるからだ。
他の女の子は幸せにしてあげたい気持ちが強いが、遥だけは自分の為にやっている。
それぐらいの気持ちが無いとオトせない気がしたからだ。
もちろん、僕への愛情表現を見せてくれたらその時からは挿入まで許すし幸せいっぱいのセックスをするつもりだが、それまでは僕だってヤリたいのを辛抱するのみである。
「あぁ、お父様ぁっ…」
ベッドに寝転び服の上から胸を揉みしだきながらスカートの中を弄っている遥。
切ない表情に股間がのっそりと立ち上がっていく。
「あぁあぁ…!!」
やがて画面の向こうで遥が絶頂する。
全てを見終わって、暫く無言になる。
「遥ってね・・・凄く実父に可愛がられてたんだ」
沈黙を破るようにボソリと萌が言う。
「遥の実父って、テクだけじゃなくて男としての器も大きくて・・・私や歩も虜になったんだけどね」
「うん、オジ様だったら奴隷でも肉便器でも何でもなりたいと思ったものね」
言葉を続ける萌に歩も相槌。
遥の実父の議員が相当なやり手とは聞いていたし、男としても相当だろうとは予測はできていた。
萌や歩が惹かれたとしてもおかしくないレベルなんだからそうだろう。
「いや、本当に・・・私と歩をお側に置いて下さいって頼んだんだけどね・・・結局、愛してるのは遥だけって分かったから」
「そうだね・・・ハルねぇ、オジ様に凄く大事にされてたからねぇ」
姉妹の話を聞きながら遥がどうしてそうなったかが改めて分かる。
「だからアユは、ハルねぇを徹底的に壊してオジ様に見せつけたいかな」
「なんだ、嫉妬か?」
「嫉妬なのかなぁ・・・姉妹みんな一緒になりたいんだけど」
歩は遥と関係が悪くなったが、本気で嫌ってる訳では無いのだろう。
いつも元気いっぱいな歩が、遥の話をすると妙にしおらしい態度になる。
そんな姿も可愛くていいのだが。
「もっと歩は素直になりな」
「あぅ」
頭を撫でてやると小さく呻き、少し頬を赤く染めて俯く。
「輔さんの力を借りる形になるのもアレだけど、輔さんが遥を思いっきり堕として実父のことを忘れるくらいのめり込んでくれたら、うちら姉妹は元通りになれると思ってる」
萌も神妙な表情でそう言う。
たった1人で居た時とは違い、人数が増えるごとにこの手の人間関係トラブルは増えていく。
以前の未来と瑠奈の喧嘩の時もそうだったし、今回もそうだ。
でも、集団生活していく限り人間関係トラブルは絶対起こるし、それは僕が解決していかなければならない事でもある。
そうやって乗り越えて、みんなで幸せを共有したいのだ。
こんな風に若原姉妹と過ごした日からまた少し経て・・・
随分暖かい日が増えてきた。
僕の子を孕んでない妊娠先発組がそろそろ臨月に差し掛かりそうになり、後発組のお腹も随分大きくなってきた。
着衣であれ、裸体であれ、そんな膨らんだお腹を見ているだけで頬が自然と緩んでくる。
やはり妊婦を見ると優しい気持ちなれるのだ。
そんなある日、休憩室を覗くとママ世代3人が仲良く喋っていた。
恵美子が記憶などを取り戻してから、かつての親友同士で盛り上がっているみたいで、休憩中なんかはまるで女子高生のように会話で盛り上がっていた。
「ちょっとお邪魔するよ」
そう言うと奈美恵と由香里が間を空けてくれる。