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他人のモノになった、あの娘
官能リレー小説 - 若奥さん

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他人のモノになった、あの娘 136

「イヤッ!!それだけはっ!!!ゆるしっ、てぇえええっ!!!!!いや、いや、ああああああーーーーーーっ!!!!!!!」

僕の攻めに泣き叫ぶ遥。
しかしどこからも救いの手は差し伸べられない。
見る見るうちに絶望の表情に変わっていくのが僕にもわかる。
それを見るのは非常に辛いけど、今はこれをやるしかないのだ。

一瞬だけ何事かと思ったのか愛海が覗きに来たが特に何もせず何も言わずその場を立ち去っていく。

しばらく攻め続け、ベッドの上には抜け殻のようにぐったりした遥の姿があった。

何度も潮噴きしてベッドも身体もベチョベチョ。
こう言うプレイ用にしているベッドだから問題無いが、シーツは洗濯が必要だろう。

ぐったりしている遥を抱きかかえるようにして部屋を出る。
遥は足取りはおぼつかないものの、自分の足で一応は歩ける。
ただ目の焦点は合って無かった。

「すまない千秋、後の始末は頼む」
「ああ・・・でも、私だってアレをやられたのを思い出して濡れてるぞ」
「それもすまない・・・埋め合わせはする」

途中で千秋も来て遥を支えてくれながらそう言う。
そして風呂場まで行き、遥と共に入る。

遥を椅子に座らせ、その身を支えながらシャワーを浴びさせる。
シャワーの暖かさに、ふうと息を吐いて落ち着く様子が見える。
激しいプレイの後だけに身に染みるだろう。

「抱かない・・・のですか?」

シャワーにかき消されそうな声で遥がそう聞く。
ここに引き取ってから遥とは一度も挿入は無い。
遥が欲しいと言いながら、ずっとポルチオ開発していただけだ。

「遥が僕のチ◯ポ専用になるならな」
「・・・」

僕の答えに黙る。
まだそこまでの決心は無いらしい。

ただ遥の視線は僕と、その周辺とをチラチラと彷徨っている。
僕を意識するようにはなってくれたようで、遥の中で迷いがあるようにも感じた。

「僕はいつでも待ってる」
「……」
「ただ、いつまでも気持ちが変わらないのであれば、今日みたいなのを毎日続けるかもしれないよ」
「……」

暫く黙った遥だったが、意思の強い目で僕を見返してきた。

「私は・・・変わりません」

力強い決意表明だった。
だからと言って僕に失望は無い。

これは奈美恵や由香里と言ったママ世代と話した時だが、2人が女の子のオトし方について話していた。
その方法の一つとして、言い訳を作らせる事・・・
要はこうされたから私オチましたと言う言い訳があるとオチ易いと言う事だ。
これは2人の実体験でもあるから理解できる話だった。

だから僕のやっている事もまさにそう・・・
調教されたから私はオチましたと言う言い訳を作る為にやっている訳だ。
遥もそんな言い訳があるとオチ易いだろうし、周囲もそうやってオトされたなら納得すると思う。
だからギリギリまで耐えてくれた方がこっちとしては凄くいいシチュエーションだ。

なのでここでは何もせず、お互いの身体を洗って風呂から出る。
遥は少し物足りなさそうな感じを抑えているが、本格的に遥が求めてくるまでは挿入しないと決めている。
そして風呂からは、2人で食事の為にダイニングに向かった。


「長いお風呂だったね。晩御飯できてるから、一緒に食べよ」
「ありがとう」
愛海がテーブルに夕食のメニューを並べている最中だった。
彼女もお腹が目立ち始めているから、あまり負担とならないよう手伝ってあげた。

夕食を囲むテーブル。
あえてなのか、千秋が遥の隣に腰かける。

あの頃を思わせる意地の悪い笑みを浮かべる千秋と、それを見てどこかムスッとした表情の遥。

「強がってるのも今のうちだと思えよ」
「………あなたには関係ない話です」

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