PiPi's World 投稿小説

彼女と僕の甘々の日々
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 3
 5
の最後へ

彼女と僕の甘々の日々 5


穂ちゃんが広々としたダブルベッドの端っこにちょこんと座る。
今はグレーのTシャツに白のショートパンツという格好だが服の上からでも胸の膨らみは豊かすぎるしむっちりした太腿だって素晴らしい。
穂ちゃんの元カレがこの身体だけを目当てにしてたのも残念だが頷ける。

……しかし、僕がそれと同じ道を歩んではいけないのだ

そう心に誓いながら、僕は穂ちゃんの隣に腰かけた。

「梨花と杏里から、言われました。もっともっと素敵な男の人はたくさんいるから、最高の人を紹介してあげる、って」
「うん…」
「優さんは、私のこと…」

そこで黙って見つめられると、困る。

僕を見つめ、穂ちゃんは僕の横から立ち上がり正面に立つ。
そしてTシャツを脱ぎ捨て、ショートパンツを下ろす。
その下はあの海で見せたビキニだ。
だけどそれも彼女は躊躇なく脱ぎ去る。
出てきたのは言葉を失うぐらいの見事な裸体だった。

幼い顔立ちなのに反比例する豊かな胸の双丘は、トップスを外してもその釣鐘型を維持している。
重力に逆らう若々しい張り、うっすらと浮かび上がる静脈とやや大ぶりの乳輪はそれが天然物だと物語っている。
そして下腹部の茂みも、幼い顔立ちとは裏腹に濃い目。
身体はオトナ・・・
それもとびきりに性欲を掻き立てる魅惑のオトナボディだ。

彼女はやや恥じらいを見せながらも、両手を後ろに回して全てをさらけ出す。
羞恥はあれど、男に身体を見せて欲情をかきたてる事を知り尽くしているようだった。

「私・・・まだ彼に・・・未練があります・・・」

吐息・・・
ねっとりと熱いのが少し離れても伝わってくるようだった。

「彼には本命ができたみたいですけど・・・それでも良かった・・・」

一途に尽くすタイプと言えば聞こえがいいが、これは都合のいい女にしかなれないタイプだ。

「そんな彼と一緒にいるのを・・・梨花と杏里に泣かれました・・・」

いい友達に恵まれなければ、只の肉便器コースだったんだろう。
これだけのスペックなら逆に男に大事にされる方なのにと思うと、少し世の中の理不尽を感じてしまう。

「僕が穂ちゃんと・・・」

そう言いかけて口ごもる。
彼女の望みは多分、前の彼氏と変わらない事を求めたいのだろう。
きっとそうしか男女関係を理解できないのかもしれない。
それは彼女の友人の意志に反するが、彼女が幸せになれるなら入り口はどうでもいい気もする。
そして、僕もきっと幸せになれる切欠になるかもしれない。

「僕は穂ちゃんを・・・」

言い直した。
明確な意志を込めて。

「僕のものにしたい」

僕の言葉に穂ちゃんが満面の笑みを浮かべた。

「嬉しいです・・・私も優さんに尽くし従いたいです・・・」

愛と言うかこれは主従関係のようだ。
まるで奴隷と主人であるかのような・・・
でも彼女は男女関係をそうとしか捉えていない。
そうじゃないと教えるのは僕が課せられた使命かもしれないと我ながら苦笑が出てしまう。
最初はそれでいいじゃないか。
僕が踏み外さなければいいだけだ。

「優さんも、脱いでください」

穂ちゃんが笑顔のまま言う。
彼女の決心には、僕も決心で答える必要がある。
僕もTシャツと短パンを脱ぎ捨て穂ちゃんの前で裸になった。

「優さん、逞しいです」
「最近お腹周りが気になって、筋肉バカ(大貴のことだ)に勧められてジムに行くようになったんだ」
「優さんのこと、もっと大好きになっちゃいそう…」

うっとりする穂ちゃんの視線は、どんどん下に向かっている。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す