PiPi's World 投稿小説

彼女と僕の甘々の日々
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

彼女と僕の甘々の日々 1

彼女と出会ったのは、夏の終わりの海だった。

妻と別れて間もない傷心気味の僕を昔の悪友たちが元気づけようと誘ってくれて海に繰り出した。
「気晴らしにかわいい子ナンパしてきな」
とは言われたものの、やる気も自信も起きないまま、僕は昼飯がてら海の家に入った。


「ん………?」
店の奥に、ちょこんと座る女の子の姿を見つけた。
黒髪のショートボブで、ピンクの水着。
かなり小柄に見えるが、胸の膨らみは豊かだ。

中が繁盛して一人じゃ座れないので、その子の向かい側に座った。
「失礼」
「はい」

近くで見ると、かなり可愛い子だとわかる。

視線が合うと軽く微笑む彼女。
その顔にドキドキして、直視できない。

「おひとりなんですか?」
「あ、ああ…友達と一緒だけど、ちょっとね…」
「一緒ですね。私も、友達3人と一緒だったけど、みんななんかお兄さんについて行っちゃって」

それってナンパされたってことか。
よっぽどお友達も可愛い子揃いだったのか、それともナンパした奴らに見る目がなかったのか、この子があぶれたのはちょっとおかしい気がする。

「奇遇ですね。似た者同士で」
「い、いや…」

君みたいな可愛い子と一緒だなんて……まったく、程遠いぞ。

少しすると店員が来て、オーダーを尋ねてくる。
僕は海鮮塩焼きそば、彼女はかき氷を注文した。

店員が去って、少し沈黙。

「あ…私、穂(みのり)って言います。お兄さんは?」
「え?あぁ、優(まさる)だけど…」
「おいくつですか?私17です」

17!?
もう少しで干支が一回りするくらい年下だぞ…

「じゅ、17!?……ってことは、まだ高校生?」
「はい。来月が誕生日なんです。3年生です」
「へぇ…」
「優さんはおいくつですか?」
「え、えっと……28、だけど。穂ちゃんからしたら、おっさんだよね…」
「そんなことないです。優さん、素敵だと思います」

初対面で凄いこと言われてないか?
まだ高校生、すごく可愛いじゃないか……しかもこのおっぱい…おっぱいしか視線が行かなくて穂ちゃんに申し訳ないな。

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す