彼女と僕の甘々の日々 7
達した。
それもド派手に。
半分白目を剥いたその顔は、俗に言うアヘ顔と言う奴。
彼女の可愛らしさとかが完全に吹き飛ぶ程、それは卑猥だった。
アソコの程よい締め付けと絡みつきに快楽を感じながらも、僕はどこか冷静に冷めてしまっていた。
彼女そのものに冷めたと言うより、少し怖いものを感じた。
風俗嬢並の性技と簡単に達する身体。
男の都合を具現化したような存在だ。
悪い方に・・・
これは殆どがドン引きでセフレ扱いしてしまうのも分かる。
「んはぁ・・・もっとぉ・・・」
甘くねっとりした声。
しかもアヘ顔。
愛情を感じるより先に、欲情しか感じさせない。
男の欲望に都合よく出来た生まれながらの淫乱。
これでは大事にされないだろう。
それをどこか不憫に思えた。
だから僕が彼女やその友人達に選ばれたのかもしれない。
「可愛いね、穂ちゃん」
可愛さの欠片も無い卑猥な彼女に、これ以上ふさわしくない言葉。
だけど一周回って可愛いと思えるぐらい僕には余裕らしきものがあった。
証拠集めの過程で見た元妻の情欲まみれた不倫セックスが理解できず滅入った事もあったが、穂ちゃんのとセックスでどこか納得できるものを感じたのは皮肉なものだ。
不倫相手の男にとって、情欲に溺れた元妻は可愛いと思えた事だろう。
まだうら若い彼女でそれを感じるとは、末恐ろしいものを感じた。
「もっとぉ・・・可愛がってぇ・・・」
顔も頭も蕩けきっている。
その穂ちゃんをトントンと下から軽く突き上げてやる。
「んあっ、いいっ、いいっ、これいいっ!」
男を悦ばせる事を本能で知ってるのだろう。
セックスの為に最適化されたような子だ。
だからこそ不憫で可愛く思える。
軽く突き上げながら背中をさすってやると、ガバっと抱きついてきた。
豊かで柔らかな胸が押し付けられて心地よい。
身体を密着させながら、穂ちゃんは自ら腰を動かしてさらに激しい律動を求めてくる。
それが今までの彼が身体に刻みつけてきたことでありまた自らの欲望であるのだろう。
そんな穂ちゃんが顔を上げた瞬間に僕は唇を重ね、そうしながら穂ちゃんを突き上げる。
たまに唇の隙間から熱っぽい呻きが漏れてくる。
「んんっ、んっ、んっ、んはぁあああっ」
穂ちゃんの身体はぴくぴくと震えている。
僕が突き上げている時にも何度か絶頂しているのだろう。
それだけイキやすい体質というのもなかなか…男として放っておけない存在だ。
もっとイってもらうべく僕はさらに突いて突いて突きあげた。
「いっ、イっ、イクっ、またイクっ……」
「僕もイクよ、穂ちゃん…!!」