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ロリS妹と……
官能リレー小説 - ロリ

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ロリS妹と…… 7

隼人が芽衣に服従を誓ってから数日の間は何事もなく過ぎた。
芽衣は普段同様隼人に甘え、それにどぎまぎする隼人の反応を面白がる。
両親はその様子に見慣れているため、芽衣に注意はするが、叱りつけてまで止めようとはしない。
そんな毎日が続いていた。
一方、隼人には一つだけ大きく変わったことがあった。射精を全くしていないのだ。オナニーしたいという気持ちがなくなったわけではない。厳密に言うと“射精できなくなってしまった”のである。
無論、エッチな妄想や小説に興奮すれば勃起させることは出来る。
しかし、射精に至ることができないのだ。その理由は明白であった。あの日の芽衣との出来事が忘れられない為である。
「はぁっはぁっはぁっはぁっ、はぁっ、はぁっ……くうぅ……イケない……」
何日も射精せず、不完全燃焼のままオナニーを終えるしかない隼人。
「今夜もまた……出せなかった……」
ただただ欲求不満だけが溜まっていく。そして
「芽衣ちゃん……」
あの日の衝撃的な出来事ばかりが頭に浮かんでしまうのだった。
(あ〜駄目だ駄目だ!)
芽衣との一件を思い出してしまい頭を振る隼人。
(芽衣ちゃんは大切な妹なんだから……)
妹を性的な対象として見てはいけない。それを頭では充分にわかっている。
(妹に興奮するなんて……)
自己嫌悪に陥る隼人
(あの日の事は忘れなきゃ……)
隼人は何とか理性を保ち“間違い”が起きないように日々を過ごしていた。

「ね〜お兄ちゃ〜ん!」
悶々とした夜を過ごしていた隼人の部屋に突然入ってくる芽衣。
「ん?芽衣ちゃんどうしたの?」
隼人は心臓の高鳴りを悟られないよう平静を装って応える。
「ぎゅ〜ってして〜。」
「え?ちょっ……」
芽衣は隼人が身構える前にその胸に飛び込んでいた。
“ドサッ!”
隼人の胸の上に芽衣が抱き付いたまま乗っかる形となってしまった。
「め、芽衣ちゃん……」
「な〜に?……あれ〜?もしかしてお兄ちゃん勃起してる〜?」
芽衣は隼人に顔を近づける。
「もしかして〜……思い出しちゃった?」
「うっ……そ……それは……」
隼人が口ごもったのを見て芽衣は
「ね〜え、芽衣は全部お見通しだよ〜?」
と言いながら、息がかかるほど隼人に顔を近づける。
「芽衣ちゃん……」
隼人は必死に欲望と闘う。
「我慢なんか〜しなくていいんだよ〜?」
芽衣の言葉と、その髪から漂う良い香りに理性が揺らぐ隼人。
「お兄ちゃんってば〜。」
隼人の理性は限界に近付きつつあった。
「ちょっと……やめ……」
最後の理性を振り絞り、芽衣を制止しようとする隼人。
「え〜?」
芽衣は不服そうに兄の顔を見上げる。
「うぅ……な、何でもないよ……」
隼人は芽衣の視線に、なぜか制止しようという意思を奪われてしまう。
「芽衣ちゃん……」
問いかける隼人。
「ん〜?」
芽衣は普段の調子で答えるが、隼人の表情を見て
「もしかして〜芽衣の誘惑に落ちちゃいそう〜?」
と続ける。
「うっ……」
芽衣に見透かされ、言葉に詰まる隼人。
「芽衣は〜全部お見通しだよ〜?」
芽衣は隼人の目を見つめながら言う。
「え?」
隼人が聞き返す。
「お兄ちゃんが〜ずっと射精できてないってこともね〜。」
芽衣は細い脚を兄の股間に押し付けながら言う。
「あぁんぅ……」
隼人の理性は、その声が出ると同時に決壊した。

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