ヒメゴト-神童性日記。 6
エリカちゃんと待ち合わせした場所まで行き、2人で塾へ。
聖羅ちゃんと麗華ちゃんともそこで合流する。
塾での私の席は一番前。
大好きなせんせぇを一番間近で見ていたいし、せんせぇにも私を見て欲しい。
もちろん授業はマジメに聞くんだよ?
やがて授業は終わり、みんなは帰っていく。
私は塾の事務室のソファに座って、母が迎えに来るのを待つ。
せんせぇが塾の戸締り担当日だけの特権。
「はい」
「ありがとうございます」
温かい紅茶を入れてもらう。レモンティー。
本当はミルクティーのほうが好きだけど、今日はそれよりも濃厚なミルクをもらうから我慢。
「最近はどうだ?」
「特に変わったことはないです」
「もうちょっと待ってろよ?」
…早くしたいのが顔に表れていただろうか?まだまだ私も子供だ。
そんな私にも、せんせぇは優しい。
窓がカタカタと揺れる。
雨粒の叩きつける音もしてきた。
「降ってきたな。結構風もあるし」
「天気予報の通りですね」
「大丈夫…か。可憐は迎えだし」
「はいっ」
ようやく待ちわびた瞬間を迎える。
せんせぇが近づき、私を抱きしめながら唇を重ねてくる。
永遠よりも長く感じる、甘い甘いキス。
それだけで身も心も溶けてしまいそうになる。
「はぁっ」
唇が離れ、せんせぇの顔を見上げる。
いつも通りの優しい笑顔だった。
それだけで、自然と目頭から熱いものが込み上げる。
優しい手つきで服をたくし上げるせんせぇ。
「今日は一段と大人っぽい下着だな」
「ん、ふふっ」
ワインレッドのブラです。
麗華ちゃんや聖羅ちゃんと一緒にお買い物に行ったとき買ったものです。
「可憐ももっと大人っぽくならないとね、彼氏のために」
自分でも顔が幼いのはわかってます。
だから、ちょっと身に着けるものは、と。
「どうですか、せんせぇ」
「背伸びしてるだろ」
「う、うー」
そう言いながらせんせぇは私の胸を優しく揉んできます。