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ヒメゴト-神童性日記。
官能リレー小説 - ロリ

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ヒメゴト-神童性日記。 15

体育の授業を終えた後、更衣室で着替えて教室に戻ったが、吉川さんの姿が見当たらない。
「ねえエリカちゃん…吉川さん…どうしたのかな?」
私はエリカちゃんに、昼休み前に吉川さんが秋川先生と何やら話をしていたことを告げた。
「秋川の奴、今度は由梨絵を狙ってるのか…」
エリカちゃんは苦々しそうに言った。
吉川由梨絵さんは私たちと同じ塾に通っている。読書が好きな物静かな子だ。


掃除が終わった頃に吉川さんは教室に戻ってきた。
秋川も一緒だった。
奴の表情がやけにスッキリしていたのを見ると……まさか、だろうか。あまり想像したいものではない。

帰りの挨拶の後、私は足早に学校を出て帰宅した。
今日は塾がある。早くせんせぇに会いたかった。

徐々に暗くなる空、天気はまだぐずついていた。

「こんにちは」
「おう」
せんせぇは相変わらずカッコいい。優しい。憂鬱な時間を過ごした後だと、せんせぇの笑顔を見ると心が癒されていく、そんな感覚が余計に強くなる。

私のちょっと後、吉川さんが塾にやってきた。
あまり元気そうな顔には見えなかった。


授業はいつも通り進み、予定の時間に終わる。
私は母の迎えが来るのを待つためせんせぇに続いて塾の事務所へ入る。
吉川さんも確かお母さんが迎えに来るはずだ。

「由梨絵さん」
「えっ」
「お迎え待ちでしょう。こっちでお茶飲みませんか」
「あ、あ、はい…」

彼女と事務所で過ごすのはこれが初めてではないのだが、それでも今日の彼女は明らかに様子がいつもと違った。

「元気ないけど、何かあったの?私でよかったら話してみて…」
「うん…」
その日以来、私は由梨絵さんと仲良くお話をするようになった。

一学期最後の日、明日から夏休みだ。学校を終えた後、私はショッピングモールの水着コーナーに来ていた。エリカちゃんに聖羅ちゃんに麗華ちゃん、それに由梨絵ちゃんも一緒だ。
8月になったら夏期講習がある。その前に、明日からみんなで麗華ちゃんの家の別荘に泊まりに行くことになったのだ。麗華ちゃんの水口家の別荘は海辺の小高い丘にあって、もちろん海で泳ぐこともできる。それでみんなで一緒に、その時に着る水着を買いに来たのだ。

「由梨絵ちゃんはどの水着にする?」
「どうしようか?…私、ビキニなんか似合うかな…」
みんなで別荘に行くことに決まった際、由梨絵ちゃんも誘いたいと麗華ちゃんにお願いした。

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