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ヒメゴト-神童性日記。
官能リレー小説 - ロリ

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ヒメゴト-神童性日記。 14

天気予報ではところにより午後からにわか雨、と言っていた。
持久走は午後の授業だ、予報の通り雨が降ってくれたら中止。
しかし後日に持ち越しになるだけだから結局意味はない。


「今日はつれない顔してるなぁ、可憐」
「当たり前でしょう」

エリカちゃんに言われる。私の心情は皆お見通しなのだ。


「エリカちゃんはいいよね。運動は得意だから」
若い頃から柔道や空手で鍛えてる父、華奢な見た目とは裏腹に強くたくましい母、そんな両親の間に生まれながら、何故か私は運動が苦手だ。
「可憐は勉強は凄くできるけど、運動の方は駄目ねえ」
母にも言われたことがあった。

小学生の時、エリカちゃんに、一緒にスイミングクラブに通おうと誘われ、私は運動が苦手なのを克服したいと思い、通うことにした。このとき、聖羅ちゃんや麗華ちゃんも一緒に通った。


結果?自分ではあまり上達したとは思っていない。とりあえずスクールの先生のおかげで何とか25mは泳げるようにはなった。
大きすぎる胸が原因だからか?いや、聖羅ちゃんや麗華ちゃんだってそんなに変わらないと思う。

走るのが苦手なのもこの胸のせいだった。
もともとスタミナがないのと、私が走るのを好奇の眼差しで眺める男子の視線が嫌だったのだ。
今は多少は……何よりせんせぇがいっぱい揉んでくれるからかな。

昼前からぽつぽつと小雨が降りだした。
さて、この後どうなるか…なんかテンションが上がってこない。体調不良を装って保健室に逃げ込んでもいいか、なんて考えも浮かぶ。保健室の吉原先生はとても優しいし。


昼休み前…うちの担任、秋川と、クラスメートの女子…吉川さんが何やら話をしていた。
午後からどうのこうのという話だが、なぜ委員長でもなく体育委員でもない吉川さんが?と思った。

昼休み、私は昼食を済ませると麗華ちゃんの傍に行った。そして、せんせぇを私たちが来年から通うことにしている高校の教師になってもらう話をした。
「麗華ちゃんのお祖父さんって、学園の理事長でしょう。せんせぇのこと、お願いしてもらえないかな?」
私は麗華ちゃんにお願いした。
「うん。一応お祖父ちゃんに話してみるよ。…私もせんせぇのこと大好きだし…」
麗華ちゃんは言ってくれた。
「ありがとう!頼むわね」
エリカちゃんと聖羅ちゃんも傍にいて話を聞いていた。
「私だって、まだまだずっとせんせぇと一緒にいたいよ」
エリカちゃんはそう言って賛成してくれた。聖羅ちゃんも、
「私だってせんせぇのこと大好きよ」
と、笑顔で言った。


みんながそう言ってくれるのは嬉しい。すごく嬉しい。
だからこそせんせぇのこと、ずっとずっと大好きでいないと。私も頑張らないとって思う。

昼休みの間に雨脚が強まり、今日の持久走は中止になった。
まあ、どうせ後日やるんだろう…そこは何とかしないとな。

体育館での授業が終わり、教室の掃除に入る。
そういえば吉川さん…体育の後、どこに行ったんだろう?

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