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ヒメゴト-神童性日記。
官能リレー小説 - ロリ

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ヒメゴト-神童性日記。 13

「可憐もそういうお年頃になったんだなぁ、って思うと感慨深いものがあるわね〜。塾の先生と教室でしちゃったり…大胆よね〜」
「そっ、それは…」
「いいのよいいのよ、若い間はそのくらいの方が元気で。私もお外でしちゃったこともあったし…可憐は彼のこと大好きなんでしょ?」
「は、はい…」


以前、私が塾の講師の宇野先生に拉致された時、ママはせんせぇと一緒に助けに来てくれた。その時以来、ママはせんせぇのことを信頼し、好意を持ってくれている。
あの時、ママが宇野をぶちのめしたことを後でせんせぇから聞いた。そして、どうしてママがあんなに強いのかとせんせぇから尋ねられ、ママはパパの影響で、
中学生の頃から空手をやっていると話した。


この母、一見細身で身体が弱そうに見えるのだが実際は全く、その逆なのである。
山奥の村で育ったらしく幼いころは雪の中でも遊びまわっていた、なんて話をよく聞いた。
ものすごい強さを持っている反面、とても優しい。私は母に怒られた記憶はない。
そんな母が、私は大好きだ。

「私は、可憐を応援してるわ」
「は、はい」

家に帰り、夕食を食べお風呂に入り、ちょっとだけ塾の復習と明日の学校の予習をして、眠りについた。


朝、目を覚ましてベッドから起き上がると、顔を洗い、制服に着替えた。そして、ダイニングでパパやママ、弟と顔を合わせた。
「おはよう」
私はみんなに向かって朝の挨拶をした。

私には仁志(ひとし)という、現在小学2年生になる弟がいる。運動が得意で、いつも元気で明るい子だ。
その仁志は以前からホワイトスパークに入りたいと言っている。
ホワイトスパークというのは、小学3年生から6年生の男の子たちから成るアイドルグループで、子供から大人まで、幅広い年代の女性に高い人気がある。メンバーは定員12人で、小学校卒業と同時にグループをやめて、その分、新たなメンバーが入るようになっている。
メンバーの男の子たちはいずれもルックスやスタイルがとてもよく、歌もうまく、運動にも優れた子たちばかりである。そんなホワイトスパークに弟は憧れ、来年小学3年生になるのを機に、メンバーになる為のオーディションを受けたいと言っている。
そういえば、エリカちゃんの幼馴染の男の子も以前ホワイトスパークのメンバーだって聞いていた。


…………アイドルとはいうものの、実際には極々ローカルなものらしいし、私は芸能人とかそういうのには全然興味がないからわからない。ただ弟が夢に向かって頑張っていることはすごく応援している。それは父も母も同じだ。


学校に向かう。
空はどんより曇り空。
今日は体育で持久走のタイム測定がある。弟とは違って運動が苦手な私にとっては苦痛でしかない。

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