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小学生の魔法少女
官能リレー小説 - ロリ

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小学生の魔法少女 12

「まあ…気にする事は無いですよ」

両手を組んだ状態で、声を少し低くしながら言う者に皆の目線は注目される。

「何か手は打っているのか…死魔野よ」

死魔野と言われた者は席を立つ。

「その小娘の近くに私の刺客を送って置きました」

その言葉に周囲はホオ…と声を揃えて頷く。

「して…その刺客とは一体誰なんだ?」
「夜死魔です」

その言葉を聞き立っていた男性が、クラッ…と数歩後退りした。

「もしかして…や、夜死魔武?」
「そう…彼だよ」
「なんて怖ろしい事を…貴方は正気ですか?彼を少女達に近付けるなんて!」
「フ…魔鬼村を封印させなければ、ヤツを動かさずに済んだものを…。彼女達が自分達で招いた種だ、少しキツイお仕置きをさせられるだけと思えば良い。まあ…ヤツに少しでも慈悲と言うのがあれば…の話だが」

フードを被った者はククク…と気味の悪い笑いをする。

 
ーそんなことはつゆしらず。
アスカは平穏な観光地で療養とリハビリを行っていた。
「すまないねえ、お嬢さん」
「いえいえ、なんてことないですよ」
老婆の荷物を家まで運び、感謝の言葉を受け取る。こうやって体を動かすことも精神をリラックスさせるし、人から感謝のような明るい感情を受け取ることは一番の治療だ。
「さ、みんなのところへいこっと」
アスカは足早に海岸へと向かった。ここの所、1週間ばかり海水浴を楽しんでいた。そして、今日は海辺でバーベキューだ。
バーベキューパーティーにはミホとユイ、それに瑠花も一緒だった。アスカは彼女達と一緒に楽しくお喋りしをしていた。

「そう言えば…カホちゃんだっけ?まだ来ていないわね」

アスカは周囲を見回しながら言う。

「あの子、彼氏を連れて来るとか言ってたわよ」

ユイが少し不機嫌そうに答える。

「そう…なんだ…」

彼氏と聞いて、アスカは少し引きつった表情をした。魔鬼村の一件以来彼女は少し男性とは距離を保つ様にし始めた、家の中でも父親とは少し離れる様にする程だった。
スマホで誰かと会話していた瑠花がアスカの側へと寄って来た。

「ゴメン、ちょっと海辺の様子を見に回って来るわね」
「何かあったの?」
「危険な闇の魔術師が現れたと言う情報が入って来たわ死魔野と言う者らしいわ」
「そう…気を付けてね」

瑠花は手を振って、アスカ達と別れて何処かへと行く。
瑠花の姿が見えなくなって、しばらくした時だった。
アスカの肩で小さなフェレットの姿に化けていたジルが、ふと何かに勘づき顔を上げた。

(アスカ、気を付けろ!何かヤバイ奴が来る!)

「え…?」

その瞬間ー!

ドーンッ!

激しい轟音と共に、近くで黒い煙が立ち上った。

「な…何アレ?」

ユイが顔を青ざめて言う。
近くに居た人達が悲鳴を上げながら逃げ出す。

「小悪魔の仕業ね退治するわよ!」

アスカはステッキを出して変身する。
カホも変身をして、アスカを追って行く。

「ちょ…ちょっとぉ」

2人が爆発の方に向かったのを見て、出遅れたユイは少し呆れ返っていた。

「どうしたの?」

彼女の後ろで声が聞こえた。振り返るとミホが見知らぬ男性と一緒に居た。

「あ…ミホ、こちらの人は?」
「私の家庭教師で、魔法使いでもあるタケシさんよ…フフ」

ミホは嬉しそうにタケシの腕に抱き着く。

「そ…そう」
「はじめましてユイちゃん」

爽やかそうな顔で男性がユイに挨拶をする。ハンサムな男性を前にしてユイは一瞬、我を忘れそうになった。

「ところで、今の騒音は?」

男性はユイに向かって尋ねる。

「小悪魔が現れた見たいなの」
「もしかしてヤツか?」
「ヤツって…?」
「夜死魔と言う危険な魔法使いだ!」

その瞬間だった、遠くからキャーと黄色い悲鳴が聞こえた。
上空を見ると変身したアスカとカホが見えない力で押し飛ばされる。

「アスカちゃん、カホちゃん!」

ユイが2人に近付こうとした時だった。押し飛ばされた少女2人は、見えない力で空中で静止し、ゆっくりと地面へと着地する。

「え…?」

3人の少女は不思議そうな顔で互いを見た。

「大丈夫だった?」

男性が彼女達に近付く。

「貴方は?」
「はじめまして、お嬢さん達」

2人の少女を空中静止出来る技を使える魔術にユイは少し驚いた。

(かなりの熟練された魔術師ね…)

そう思っている間にも危険が近付いて来た。
前方に小太りで背の低い男性がヒヒヒ…甲高い笑い声を上げながら走り寄って来た。
海パンの上に、白いフードの掛かった薄いローブを着こんだ男性がニヤ付きながら走って来た。

「ウヒャヒャ…JS魔女っ子見付け〜!」
「クッ…気持ち悪いヤツめ!」

アスカとカホが上空に飛んだ、それを見ていたユイとミホも魔法少女に変身をして、上空に飛び上がる。

「皆、同時に攻撃するわよ!」
「分かった!」

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