PiPi's World 投稿小説

やさぐれ少女たちの日常
官能リレー小説 - ロリ

の最初へ
 2
 4
の最後へ

やさぐれ少女たちの日常 4

花音が向かった先は生徒会室。
彼女は当然と言わんばかりにノックして入る。

「やあ、今日はいつになくご機嫌だね」

生徒会長の机に座る絶世と呼んでいい美少女が花音に話しかける。
育ちの良さを感じる品がありながらも、くだけた口調。
彼女は才色兼備の中等部三年、生徒会長の西園寺幸乃である。

「ええ、とっても素敵な女の子達に友達と言われたのですもの」

幸乃に笑顔でそう言う花音。
そして、花音の口から驚くべき言葉が出てくる。

「その中からパートナーとなる子が出るといいのですけど・・・お兄様」

花音は確かに幸乃を『お兄様』と呼んだ。
どう見ても少女・・・
姉妹と言うなら話は分かるが、幸乃を見て男と思う者は皆無かもしれない。

「大丈夫、気に入ったなら全てパートナーにしていいんだよ・・・花音は私の弟だから上手くやれるさ」

幸乃も『弟』と花音を呼ぶ。  
どう見ても花音にも男の要素は見えない。
この西園寺姉妹・・・
いや、西園寺女装兄弟は一体何の理由で女装しているのか・・・
いや、それにしても完璧なまでに美少女にしか見えない二人が本当に男なのかさえも分からない。

「あ、ところで花音」
「なんでしょう、お兄様」
「私もその日、一緒に行ってもいいかな」
「ええ、もちろんですわ」
そういって姉…いや兄?に微笑む花音。

この女装兄弟の目的、思い描くストーリーとは…

…そして当日。
実花、愛美、菜摘、彩夏の4人は、花音と約束した集合場所にやってきた。

その四人の前に現れた二人の美少女。
息を飲む四人・・・
彼女達もよく知っている、いや学園に通う生徒なら誰しも知っている生徒会長、西園寺幸乃が現れたのだ。
彼女が花音の姉だとは聞いていたが、まさか現れるとは思っていなかった。

「いつも妹がお世話になってますわ・・・姉の幸乃です」
「あっ、は、はいっ!・・・こちらこそお世話になってますですっ!」

女性としてはやや低めで落ち着いた声で挨拶する幸乃に、慌てふためき言葉までおかしくなった実花が挨拶を返す。
実花達四人も水準以上の美少女だ。
特に早熟で大人びた実花は、この年齢にしては長身で胸も既にDカップ。
だが幸乃と比べてしまうとレベルが違うと言わざるを得ない。

中学一年生と言えば殆どの子がまだあどけなさを残している。
それが中学生活を通して大人びていき、三年生にもなれば大人に近いぐらいに成長していく。
だから女としての成熟度に違いはあるのは当然なのだが、幸乃は身体つきからして大人の女と言う感じで、立ち振舞いにもそれが感じられる。
四人共に目を奪われうっとりとしてしまっても無理もない。

「…どうしてしまったのかしら」
「お姉様が現れたのに皆さん驚いていらっしゃるのでは」
幸乃と花音は柔らかな笑顔を崩さない。

「もうすぐ迎えの車が来ますので…」
「は、はい…!」
美少女姉妹に四人は緊張しきっていた。
程なくして迎えの車がやって来て、目的地の高級リゾートスパへと向かう。

郊外にある高級リゾートスパは広大な敷地を誇り、入った瞬間からまるで南国のリゾートに来たような佇まい。
6人が下りたエントランス。
そこで実花達4人は圧倒されていたが、西園寺姉妹は堂々とフロントまで来ると、幸乃がカードを出す。

「西園寺様ですね、お待ちしておりました・・・では、こちらへ」

面倒な手続きもなくカードを見せただけで通される。
会員制で入会には資産審査まであると言うだけに、従業員の教育も行き届いてる感があった。

勿論、そんなものに縁の無かった一般家庭・・・
それでも裕福な家庭なのだが、これはレベルが違いすぎて圧倒されるばかりだった。

「じゃあ、まずプールにいきましょうね」

この施設の売りが温水プール。
勿論ただの温水プールでなく、競泳用から海を模したようなものまで数種類ある。

そのプールの手前、脱衣場に入って4人は更に驚く。
脱衣場はそれぞれ個室で、ロッカーやドレッサーだけでなくシャワールームまでも備えられている。
しかも、調度品は豪華で触るのも怖いぐらいだ。


SNSでこの小説を紹介

ロリの他のリレー小説

こちらから小説を探す