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ヒメゴト。
官能リレー小説 - ロリ

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ヒメゴト。 7

「えっ、聖羅ちゃん…」
戸惑いの声を上げる可憐。

「可憐は男慣れしてないからさ、センセみたいな年上の優しいお兄さんが似合うと思うのよ」
聖羅は構わず言葉を続ける。
これは…褒めてるって言うのかね?
しかし、男慣れしてないって…それにしてはアレのときは積極的だし、経験済みだったしいったいなんなんだろうな…

「センセだったらお似合いだよー」
「ええ、可憐ちゃんをよろしくお願いしますね」
エリカと麗華までそう言い出す。

「いや、お前らなぁ…別に俺は付き合ってるわけじゃ…」
そういう前提の話をされるとさすがに困る。
まして相手は一回り近く歳離れてるんだし。

「せんせぇ、私、精一杯頑張りますから」
いや、可憐よ、勘違いさせるようなこと言わないでくれ。
というか何を頑張るんですかいったい。

「ほらほら、可憐は本気だぞ?」
聖羅が肘で俺の脇腹を小突いてくる。

「いや、まあ…ちょっと考えさせてくれ」
…ここで返事はさすがに出来ない。

可憐はニコニコと相変わらず天使のような笑顔を崩さない。
その笑顔は、俺を狂わせるには十分すぎるものだが。

「ところで、3日間麗華の親が不在だそうだな」
「うん、だから私たちお泊りするつもりでさ」
と、聖羅。 なるほど。

「センセも一緒に泊まっちゃわない?」
今度はエリカ。
…何を言ってるんだお前は。

「…そう簡単に言わないでくれるか」
「どうせ一人でしょ?」
聖羅…お前ってヤツはとことん意地悪だな…

「麗華のご両親もいないし私らだけだから、大人が一緒にいると安心できると思う」
続けて言う言葉は、一見真面目に見えるが。
「お前ら、塾もあるわけだが…」
「一緒にいけば大丈夫じゃん♪」
エリカよ…

麗華も可憐も期待の視線を投げかけ、断る雰囲気には出来なくなった。
仕方なく、俺は渋々このお願いを受け入れることにした。
麗華の家は広いし何不自由なく過ごせるのはいいけどなぁ…

パーティーは大盛況で幕を閉じた。
まあ、多少口が悪いくらいで俺にはフレンドリーに接してくれる奴らだ、且つ美少女4人だから文句はない。
実のところ、独り身の寂しさを救ってくれたことには僅かながら感謝すらしている。

…しかし、女の子とお泊りとか、過去にそんな経験あっただろうかと考える。
これまで付き合った彼女とは家に誘ったことはあれど向こうの家に行ったことはなかった。

うーん、この先数日、ちょっと不安な気もしてきたな…

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