ヒメゴト。 42
もっと気持ちよくなりたい。
いや、可憐をもっと気持ちよくしてやりたい。
可憐とはじめて交わって以来、俺の考えは自分本位から可憐の気持ちを考えることが強くなった気がする。
…そりゃ自分の満足は大事だが、相手が嫌がるようでは…ましてや可憐は自分よりもずっと年下。
それにあの事件もあって、よりその気持ちは増したかもしれない。
「せんせぇ、もっと…」
「いいのか?」
「私、せんせぇになら、どんなに、強く、激しくされてもいいの…」
「いいのか?」
可憐はコクリと頷いた。
「わかった、可憐も無理するなよ」
俺がそう言って頭を軽く撫でると、可憐はふふっと微笑んだ。
こんなに可愛い子をぞんざいに扱うヤツはいないよ。きっとお父さんも大事に育てたんだろうしね。
…なんて思うと見たことのない可憐の父親の顔まで想像してしまう。
きっと人のいい、優しいいいお父さんなんだと思う。
…むしろお母さん、里菜さんが引っ張っているんじゃないかと思ってしまうのは失礼かなぁ。
「あんっ、あんっ、せんせぇっ!はぁんっ!!」
少し物思いに耽りすぎた。
再び俺は現実に戻り、可憐に深く強くピストンを続けた。
パンッパンッパンッパンッ
身体のぶつかり合う音を響かせ、俺は可憐の膣に、その奥に、自らをひたすら打ちつけ続ける。
「あぁっ、はぁんっ、せんせぇ、せんせぇ…いいっ、いいよぉお!!!」
可憐は苦悶と快楽の表情を浮かべながら、俺の激しいピストンを受け入れ続ける。
どこまでも健気な子だ。たまらなく愛おしい。
膣はどんどん締め付けを強め、俺を射精へと導こうとする。
出来るだけ長く可憐の膣を味わい、繋がっていたい。
可憐の足を高く持ち上げ、腰を屈めてさらに突く。
「くはぁ、あぁあ、あぁ、あぁあああ〜!!!!!!!」
身体をビクゥと仰け反らせ、可憐が甲高い声を上げる。
それは悲鳴のようにも聞こえ、外にまで届くのではと思うくらいだった。
しかし、今の俺にそれがヤバイとか、焦る気持ちはなかった。
ただひたすら、可憐を絶頂に導くこと、それが一番だった。
「あぁ、あぁ、せんせぇええ〜っ!!!!」
ただひたすら膣奥へ向け打ち込み続ける。
限界が来るまで。