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ヒメゴト。
官能リレー小説 - ロリ

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ヒメゴト。 12

「せっかくここであったのもなんだしさー、どっかでお茶しない?」
「お、おう…」
まあ悪い気はしないけども。

「なんかこうしてると私のほうがナンパされてるみたいねー」
「あのなぁ」
そんなこと言うと街行く人の視線が怖いですから。

「ま、行こうじゃん」
聖羅が俺の手を引いて、適当に近くにあったカフェへと入る。

店の中に入り、通り沿いの席に陣取る。
…俺としてはもうちょっと奥のほうがよかったんだがなぁ。

「センセさ」
「ん?」
聖羅が話を切り出す。

「可憐のこと、どこまで好きなの?」
「…お前もそれを聞くか」
「当たり前じゃん。可憐にセンセを紹介したの、私…みたいなもんだからさ、責任はあるわけよ」

あー、そういうことか…

可憐は確か『友達から塾にイケメンの先生がいる』と聞いてやってきたんだっけ。
その友達=聖羅だったというわけか。
いや、嬉しいんだ、それは。でも、ちょっと困ってることもあるわけで。

「まさか可憐があんなにのめりこんじゃうとは思わなかったけど」
「…はあ」
「あの子が塾に行くのはセンセに会うことが一番の楽しみだ、って言うくらいだからね」
それは非常に嬉しいことだな。

「まあ、講師から言わせてもらうと、しっかり学業のほうも向上してもらいたいところだがな」
「可憐は問題ないっしょ」
「いや、お前だ」
「うー…」
頭を抱える聖羅。
4人の中では一番成績ランクが下位なのだ。

「可憐や麗華から教えてもらって、一応は頑張ってんだよ…」
「まあ、後はお前の努力とやる気だな」
「う、うん」
しおらしいコイツはなんだか可愛い。

「ま、まっ…それよりセンセは可憐のこと、よろしく頼むよっ!」
「お前がそれでいいならな」
聖羅は笑顔を見せる。

「まあでも、可憐がはまったセンセの…私も気になるかな」
「…どういうことだ?」
「ふふっ、センセ、もうちょっと時間作れる?」
「ああ、構わんぞ。でも何するんだ?」
「私と、い・い・こ・と、しない?」

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