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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部 2


「あー・・・。ここまで来るのにすごい苦労したもんなー・・・主にオレが」
「あはは、啓太様、がんばってましたからねー」
「・・・笑い事か」
「も、申し訳ありません」

啓太の言葉に愛想笑いを浮かべるも、恨みのこもった視線に謝罪する夢。
事実、地下に潜ってから今日まで、啓太は腹上死するんじゃないかと思ったのは数え切れない。
啓太のために戦った怪人たちに報いるため、毎日毎日女怪人を抱きまくる日々。
1人1人抱いていては1日24時間体勢でやっても終わらないので、最低3人以上を午前と午後で毎日抱いた。
ヤることヤッておいて何贅沢言ってるかと思っている読者の諸君。
それは甘い。確かに抱いている相手はみな粒ぞろいの美女ばかりだ。
しかしステーキばかり食べているとあっさりしたものが食べたくなるように、気持ちいいことも過ぎれば苦行となるのだ。
考えても見てほしい。
ヤリ過ぎで肉棒が擦り切れ、痛くても女を抱き続けなればならない日々。
精液を出し尽くし、からっぽになっても、女たちは餓鬼のように自分に群がってくる。
それこそ体力が尽きようが、勃たなくなろうが、である。
おかげで啓太の肉棒は鍛えられ、精力は飛躍的に向上した。
女が近づけばその気配を敏感に察知し。
女を見れば服の上からだろうと、その体型を正確に見抜き。
相手の性感帯や感じる体位、シチュエーションなどを理解できるようになった。
今の啓太はまさに女殺し。
上は老女から下は幼女まで、どんな女でも屈服させる技術と精力を手に入れたのだった。
もちろん、その裏ではその代償としていろんなものを支払っていたりするのだが・・・。
それはおいおい話して行こう。

「何やらお疲れのご様子ですね、啓太様。
 パーティがお気に召しませんでしたか?」

そう言ってやって来たのはクロックだ。
彼女は背後に見覚えのある3人のメイドを引き連れ、優雅に微笑んでいた。

「えーっ!?始まったばかりなのに、もう疲れちゃったんですかー!?
 ご主人様を喜ばせようと、せっかく腕によりをかけてがんばったのにー・・・。
 あ、そうだ!それならマッサージなんていかがですか?
 普通のマッサージからHなヤツまで、心と身体をすみずみまで解きほぐ・・・しばれぬッ!?」
「やめんか、ド阿呆」

啓太が疲れていると聞いて真っ先に反応したのは、緑の髪のメイド。
長い髪の毛を三つ編みにした彼女は話を聞くなり、マシンガントークを展開しながら啓太に擦り寄ろうとした。
そこに突っ込みを入れたのは黒髪ショートのメイド。
彼女は緑髪のメイドの顔にそれはそれは見事な右ストレートを決めると、顔色1つ変えずに啓太に頭を下げた。
吹っ飛ばされた先では頭に4本の角を生やした青髪のメイドが、慌てふためいて介抱していた。

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