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地球征服物語
官能リレー小説 - SF

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地球征服物語 4

「やめろぉ…」
先走り液でヌルついたそれは、さらに滑りが良くなり卑猥な音を奏で始めた。
奴と身も心も一つとなれば俺の意識はどうなるかわからない、そう思うと怖くて仕方がなかった。
だが同時に快楽を求める本能が芽生え始め、次第に我慢できなくなってきた。
精神生命体と敵である別種の精神生命体がセックスしたらどうなるのか、それを聞いてから行動を起こせば良かったと後悔するがもう遅い。
「もう我慢出来そうにない…入れるぞ!」
そう言うと奴は、一気に挿入した。
「ああああっ!」
熱いものが入ってくるのを感じた瞬間、凄まじい快感に襲われ頭が真っ白になった。
「うおおっ!なんという締め付けだ!」
奴は本当に獣のように激しく腰を打ちつけながら言った。
「あっ!ああーっ!すごぃ!すごいよぉ!」
俺は無意識のうちに自ら腰を振り始めていた。
「なんだ、随分と積極的じゃないか!俺の意識がもう体内に入り込んだのか?」
奴はそう言い放つとピストン運動を速めた。
意識が入り込み、乗っ取られる…そんな事はわかっている。だが、この快感から逃れる術はない。
「出すぞ!グオオオオッ…」
雄叫びと共に奴は俺の中に精を放った。
「ああ!もう出るぅ!」
その熱さと量の多さを感じて俺も絶頂を迎えていた。
「はぁっ!はぁっ…」
肩で息をしながら余韻に浸る。どちらからともなく腰に手を回し抱き合っていた。
「これでお前は完全に私のものだ…」
奴が耳元で言うと、再び唇を重ねられた。
俺はそれを黙って受け入れ、舌を差し入れた。
すると奴の様子が変わった。
「な…何をしている!?離れろ!」
奴は慌てて俺を突き飛ばそうとしたが、遅かった。強い力のような物が奴と俺を包むように覆っていくのがわかる。
それにより奴は俺から離れられなくなっていたのだ。

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