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地球征服物語
官能リレー小説 - SF

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地球征服物語 3

「今のを避けるとは中々やるようだな」
男…いや、もはやゴリラと言った方が相応しいだろうか。そいつの言葉には余裕があるように思えた。
「このまま戦っても勝ち目はなさそうだし、ここは逃げるしか無いな…」
俺はベランダまで後退り、そこから跳ぼうとした。
しかしそれを遮るように奴は突進してきた。
俺は避けきれず押し倒され、馬乗りになって両腕を抑え込まれた。
必死に抵抗したが、ビクともしない。
「私の真の姿を見た以上、返すわけにはいかぬわ」
「くっ…!」
俺はせめてもの抵抗として睨みつけた。
「ふっ…まだ威勢がいいな。気に入ったぞ、お前はじっくりと可愛がってやる」
そう言うと、俺の服を脱がし始めた。
「やめろ!離せよ!嫌だ!気持ち悪いんだよ!」
俺は必死に叫んだが、それも虚しく脱がされていきあっという間に全裸にされてしまった。
「お前の両親も動き出したようだな」
確かに自宅の方が妙に騒がしい。ガラスの割れるような音すらもしている。
両親に何があったのだろうと気になったが、この状況ではそれどころではない。両親からの助けは期待できないだろう。
「お楽しみの時間の始まりだ」
俺は奴の手から逃れようと身を捩ったが、無駄に終わった。
「大人しくするんだ!」
奴はそう言うと、俺の口を自分の口で塞いだ。
「んぐぅ!?」
突然の事に驚き、目を白黒させているうちに舌を入れられた。
「んんっ!んむっ!んんんんんんっ!」
精神生命体は身も心も一つになる行為で、相手の意識を乗っとる。もし、俺が奴とセックスしてしまったら…。
恐怖に震えていると、奴の右手が俺の竿を優しく包み込んだ。
あまりの快感に腰を引いてしまうが、奴はそれを許さなかった。両手両足を使ってガッチリとホールドされている為、逃れる事が出来ない。
やがて、勃起していく感覚を覚え俺は絶望した。
やっと解放された頃には、完全に臨戦態勢になっていた。
「よし、準備完了といったところか」
奴は俺にグロテスクな巨根を近づけてきた。
「ひっ…」
初めて見る大人の剛直に、思わず悲鳴が漏れた。
「精神生命体については聞かされているな?これは我々が繁殖の為に行う儀式なのだ。安心しろ、すぐに快楽に変わる」
そう言って、俺のと奴のを密着させた。
「ひぁっ!」
敏感になった先端同士が擦れ合い、思わず声が出てしまう。
そのまま上下に動かされると、まるでお互いを犯し合っているような錯覚に陥り、更に興奮してしまう。

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