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神になろうとした男
官能リレー小説 - SF

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神になろうとした男 10

亀頭の先からは黒色をした我慢汁のようなものがトロッと溢れている。それを見るとジョンは背筋がゾッとした。
(こいつに関わってはいけない)
ジョンの本能がそう告げていた。何か禍々しいものを感じてならない。
しかし、ここから逃げ出そうとしても、なぜかジョンの足は動かなかった。いや、それどころか彼の目はルバトから離すことができなかった。まるで強力な呪いにでもかけられたような感覚である。
(これは一体…)
ジョンはその場から動くこともできずにただ立ち尽くしていた。
そんな中、ルバトはゆっくりとこちらに顔を向けた。
その表情を見た時、ジョンは自分の意識が遠退いていくのを感じた。まるで魂を抜かれているかのような気分である。
頭が真っ白になり何も考えられなくなる。そして無意識のうちに右手が動き股間に伸びたかと思うと、ズボンを脱いで自慰を始めたのだ。
ジョンは自分の陰茎を握ると激しく上下に動かした。もう何も考えることはできない。ただ本能のままに己の性欲を発散させるだけだ。
(脱げ…ルバトの様に裸になれ…)
心の中で何者かの声が木霊する。その声に従い、ジョンは全ての服を脱ぎ去った。全裸になったジョンはゆっくりとルバトの方へ歩んでいった。そして彼の前で立ち止まると、そのまま身を屈めてルバトのペニスを口に含んだ。
口の中に広がる苦味と生臭さがジョンの興奮を高める。もっと味わいたいとばかりに夢中になってしゃぶりついた。


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