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神になろうとした男
官能リレー小説 - SF

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神になろうとした男 2

ジョンはエリアス行きの小型の貨客船に乗り込んだ。貨客船と言っても乗客はジョンだけだ。エリアスなどに好き好んで行く者は居ない。半年前に探検隊が全滅してからは特にである。
船員達はジョンを変な奴だと言って笑った。だが気は良い連中で、ジョンはすぐに打ち解けた。
船はワープを繰り返し、一週間ほどで惑星エリアスに到着した。
小型宇宙船が一隻やっと発着できる程度の宇宙港と、そのすぐ隣の観測所、それに所員が寝泊まりする小屋…エリアスにある物といえばそれだけだった。
観測所の所員達は既に通信でジョンの事を聞いて知っていた。所員は全部合わせて5人。そのうち一人が女だった。キャサリンと言って歳は20代後半くらい、乳と尻のデカい肉感的な女だった。ジョンは思わず生唾を飲み込み、それを見た所長が言った。
「キャシー、今夜はジョン君と寝てやれ」
「分かりました。所長」
笑顔で答えるキャサリン。ジョンは信じられないといった顔付きで二人のやり取りを見ていた。所長が言った。
「驚いたかい?ここはフリー・セックス状態でね、彼女は我々男4人の共有の嫁なんだ。こんな環境だからね。セックス以外に娯楽が無くてさ…」
ハッハッハと笑う所長。キャサリンが言った。
「よろしくね、ジョン。18歳ですって?久しぶりに若い男の子のチ○ポが味わえるわ〜。ここのみんな私より年上なんだもの」
「そりゃ無いぜキャシー」
「俺達だけじゃ不満かい?」
そう言いながら4人の男達は笑った。
キャサリンの次に年上の男が30代半ばくらいだ。20代後半の彼女にしてみれば少し物足りなさを感じていたかも知れない。
ジョンの股間は既にガチガチに勃起していた。
「やだぁ…もうこんなにしちゃって!」
「ゴメン、キャサリンさん。俺、今の話聞いただけで興奮しちまった…」
「不意な勃起は健康の証よ。長い船旅で溜まってたのね。所長、予定変更。今からして来ても良いかしら?」
「構わん。やってこい」
「お許しが出たわ。行きましょう!」
キャサリンはジョンの手を引き、二人は居住用の小屋へと向かった。
それは生活に必要な最低限の設備だけを備えた粗末な作りの建物で、まさに“小屋”と呼ぶにふさわしかった。中央には大きなテーブルがあり、缶詰めやカップラーメンなどの保存食が食いかけで置いてあった。床には所々ゴミが散らばっていた。だが、そんな生活感溢れる室内の様子も、若いジョンの性欲を妨げる要素にはなり得ない。むしろ興奮する程だ。
「さぁ!脱いだ脱いだ」
キャサリンはたちまち服を脱ぎ捨てて裸になると、5つあるベッドの一つにグラマーな肉体を横たえた。

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