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銀河を翔る助平
官能リレー小説 - SF

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銀河を翔る助平 16

カイザーはアイナ王女をまるで赤子をあやすかのように揺らしている。正直こんな事はした事は無いので艦橋に居るクルーにも申し訳ない。
「ええいっ!敵巡洋艦に強制接舷できるか!!!」
「はい?」
「とっとやれ!」
旗艦じゃない可能性があるがここは勝負に出る。


「海賊が動きます」
「カイザーも勝負でたか……カイザーの船を援護するぞ」
アルビオン宇宙軍の真骨頂が見せられないのが残念だ。中央発令所にて艦長はにやりとする。


カイザーは体当たりを仕掛ける敵船が次々と爆発するのを見てやはりと思う。
「か、艦長」
「アルビオンのお家芸だな」
敵巡洋艦にぶつかり衝撃が襲う、アイナはその振動でイッてしまう。
その間にもトーテンコップの乗組員らはアクセスハッチを開けて敵巡洋艦に乗り込む。
「さあ行くぞ!」
カイザーはアヘ顔になっているアイナを抱えたまま敵巡洋艦に乗り込んでいく。

普通ならここで白兵戦になる所だが、カイザーがアイナを抱えたまま来たので敵も手を出せない。
「おう!ここの大将にコイツが用事があるんだよ!」
「アイナ様を……きさまぁあ!」
憤激した敵の一人がレーザーライフルを構えるもカイザーの横に居た海賊らがその動きを封じる。

「海賊共が乗り込んで来ただと!?えぇい小癪な!戦闘部隊を出して撃退しろ!!」
義勇軍艦隊司令官アルベルト・シュヴァーリエ侯爵はブリッジの艦長席から立ち上がって声を張り上げていた。
彼も王政派貴族の一人で若干25歳の青年だが、革命前はロシュフォート宇宙軍で戦艦の艦長を務めていた。
ただ、その地位は(他の君主制国家でも概ね同様であるように)彼の家柄に見合って与えられた物であり、彼自身の軍人としての素質には些か疑問符が付く。
それでも軍務経験者という経歴を買われて義勇軍の艦隊司令を任されていた。

『こちら第一戦闘班!!右舷船首付近にて敵と交戦中!!…ですが、敵はアイナ王女と思われる女性を盾にしており、こちらからの攻撃は不可能!!どうすれば良いでしょうか艦長!?』
通信機からは半ば悲鳴のような叫び声が聞こえて来る。
「な…何だとぉ!!?おのれ卑劣なヤツラめ…よし!私が行く!アイナ王女殿下を海賊共の手から御救出あそばすのだ!」
「か、艦長!!お待ちください!」
すっかり憤激したアルベルトは副長が止めるのも聞かず、レーザーガンとサーベル(儀礼用だが一応本物)を持ってブリッジを飛び出した。

「な、何と…っ!!!?」
現場に到着したアルベルトはその場の光景に言葉を失った。
敵の親玉と思える若い男が裸のアイナ王女を“逆駅弁”の体勢で抱き上げて犯しているのだ。
義勇軍の中では象徴的な存在として半ば神聖視すらされているアイナ王女をである。
「あ!あ!あぁ〜!カイザー様ぁ!オチ○ポ良いのぉぉ!いぐうぅ〜!」
アイナは大股開きでガンガン突き上げられて、もう何度目かも判らない絶頂に達してブルブルッと身体を震わせた。
結合部からは中出しされたのであろう大量の精液がジュブジュブと溢れ出している。
「よ…よ…よくも王女殿下を!!赦さんぞおぉぉ!!うおぉぉーーーっ!!!?」
アルベルトはサーベルを抜き放つとカイザーに斬りかかった。
彼はアイナごとカイザーを突き殺す気だった。
だらしなく涎(よだれ)を垂らしてアヘ顔をさらすアイナの姿は彼にとっては受け入れ難い物だった。
「へへ…来やがったな!相手してやらぁ!!」
「キャッ!?」
カイザーはアイナから肉棒を引き抜いて彼女を放り出すと、腰のベルトに差していたナイフを抜いてアルベルトの剣を受け止めた。
「おぉっと!大丈夫ですかい?姫様」
「あ…あぃ…!」
投げ捨てられたアイナの身体を隣に居たロッソが文字通り“お姫様抱っこ”で受け止めた。肉体派より頭脳派の彼は受け止めた衝撃で少しヨロめく。一瞬前まで快感に喘いでいたアイナは口が回らず、ロッソの問いに“はい”ではなく“あい”と答えてしまう。

一方、カイザーとアルベルトは刃をガチガチと鳴らしながら激しいツバ迫り合いをしている。
「こ、殺してやる!!私のこの手で殺してやる!!」
「フンッ!生憎こっちもそんな簡単に死ぬ気は無いぜ!?」

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