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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 10

「こうなりゃヤケだ、なんでもやってやる!」

僕は真っ暗な機械の中で一息付いた後、大声で叫んだ。

「そうね、今度は私たちが『異邦人』にチカラを見せつける番よね。」

僕の頭の中にトモエさんの声が響いてきた。

「えっ、トモエさん…」

「その『ブレイン』はね、朱雀たちとリンクしてるの何かあったらアドレスよろしくね」



「『ブレイン』とのリンクも良好みたいだな。」

今度は鬼島さんの声だ。

「「はい!」」

「よし、『アイギスアーマー 朱雀』起動!」

鬼島さんが合図を出す。

「朱雀ウエイクアップ!」
トモエちゃんの叫びと共に僕の目に格納庫の様子が映る。


さらに、朱雀のコックピットの中の様子も見える。

同時に二つの場所が見える不思議な感覚に少し戸惑うけれど、それ以上にショッキングな状態がコックピットの中で起きていた。

トモエちゃんの着ている、パイロットスーツが見る見る内に透明になっていく…

「と、トモエちゃん!」

「大丈夫よ、このユニゾンスーツは同調率に合わせて透けていくの」

ユニゾンスーツはかなりキワドイながらもトモエちゃんの大事な部分は隠して透明化を止めた。


「同調率80%をキープ、予想以上です」

作戦室のオペレーターが伝える。

「よし、射出準備!」

鬼島の指示で朱雀に運搬用の飛行ユニットが取り付けられる。

「オールグリーンいつでもいけます!」

「トモエ君、リョウト君、覚悟はできたな」

「「はい!」」

「よし、朱雀出撃!」

格納庫のゲートが開き、朱雀の機体が浮く。

「朱雀発進します」

トモエちゃんの意識にリンクして朱雀は基地から飛び立った。

「うわっ!」

まるで自分が飛んでいるみたい、朱雀と視界をリンクしている僕は、流れる雲と豆粒が集まったような街にそう錯覚した。

「目標接触まで距離5000」
オペレーターさんの声が聞こえると、あっという間の空中飛行が終わる。

た飛行ユニットが外れ、朱雀は地面目がけて落下する。

「うわぁぁぁ!」

絶叫マシーンの数十倍の距離を一気に落下して轟音と煙を立ち上げ朱雀は地上に降り立った。

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