GUARDIAN GIRL 1
ドォォォン!
ガァァァン!
「お父さん、お母さん、お姉ちゃん…」
平和だったボクらの世界は突然の来訪者たちにより終わりを迎えた…
世界中に突然現れたヤツらは街中を破壊し、逃げ惑う人々の命を簡単に奪う。
どうやって逃げ延びたのかは覚えていない、街を破壊したヤツらを軍が纖滅したあとボクは拾われたんだ。
あの日、世界中に現れたヤツら『異邦人』は各国の軍隊により纖滅されたけど、軍隊もまた壊滅状態に追い込まれた。
ボクらの世界の兵器は『異邦人』にはほとんど効果がなかったのだ。
物量にモノをいわせ、一応の勝利は得たものの、ヤツらの最後の一言は、これが戦いの始まりだということを覚悟させた。
「我々はまだ諦めてはいない…また必ず…来る………」
『異邦人』の襲来から6年。
結局あれ以来『異邦人』は一度も目撃されていない、一億人以上の犠牲者の出たあの事件の傷跡も街からは消えて、一応の平和を再び手に入れようとしていた。
ボクはというとあの事件あと、戦災孤児の収容される施設のお世話になっていた、義務教育も残り一年を切り、今後の事を考え始めた頃のある日、ボクは呼び出されたんだ。