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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 11


旧市街地区

6年前の『異邦人』襲来により壊滅した荒野…

そして今再び、6年ぶりに表れた、『巨大異邦人』ギガンティックがその巨体で暴れている。


『キュゥゥゥン』

ギガンティックの名の由来でもある、紅い一つ目からビームが放たれる。

ゴォォン!

そのビームが地面を焼き払い炎が舞い上がる。

「こんのォォォ!」

その光景にトモエちゃんは今まで見せたことがないほどの激情に突き動かされ、ギガンティック目がけて突撃する。



朱雀の拳がギガンティックの頭部に直撃する。

二発、三発、連続で捕え、ギガンティックの頭部がグチャグチャになる。

「はぁぁぁ!」

朱雀は距離を取り飛び上がると、ギガンティックの頭部にキックを食らわせた。

「やった!」

トモエちゃんはギガンティックの様子を確認する。

「まだだよ、来る!」

一方的に叩き伏せたかと思いきや、今度はギガンティックの拳が朱雀を捕える。

「きゃぁあぁ」

朱雀の機体が吹っ飛ぶ。
「イタタ…」

油断したところに一撃をくらったが、トモエ、朱雀共に大したダメージは無くすぐに立ち上がる。

ギガンティックは頭部がもげて無くなっているも、活動に問題は無いようだ。

『ガシャン』

ギガンティックの胸部の甲殻が開き、ビームを放つ。

キュゥゥゥン

「こんなの…」

トモエちゃんはすっかり落ち着き、ビームを避ける。

しかし、胸部にはビームの射出部が多数あり次々と朱雀をビームが襲う。

「いくら撃ってもムダなんだからぁぁ!」

トモエちゃんは無数のビームを避けながら距離を詰める。


「これ以上好きにはさせない!」

朱雀の腰部アーマーにマウントしてある刀を抜き、すれ違いざまに切る。

「ゴァァァァァ!」

断末魔の咆哮と共にギガンティックは真っ二つに崩れ落ちた。



「目標、完全に活動を停止しました」

作戦室でオペレーターがギガンティックの停止を確認する。

「朱雀、帰還します」

トモエちゃんは肩で息をしながら操縦桿とは別のコンソールを操作して、運搬用の飛行ユニットの呼び出し、基地へ向かう。

移動は飛行ユニットが自動操縦でやってくれる。

「カッコよかったよ」

僕はトモエちゃんに話しかける。

「あ…ありがとう」

トモエちゃんの返事はなぜだか艶っぽい。

「トモエちゃん、どうしたの?」


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