GUARDIAN GIRL 8
今度はしっかりしなくちゃ…
僕は彼女の反応を見ながら優しく身体を絡める。
「ねぇ、な・ま・え呼んでよ…」
「と、トモエさん!」
「さんなんて、イヤ…呼び捨てでいいよ」
「でも…トモエちゃんじゃだめ?」
「もぅ…リョウトくんったら…」
そんなやりとりをしていたら、度重なる射精で敏感になっていた僕はまたトモエちゃんの中に出してしまった…
ウゥゥゥン!ウゥゥゥン!
するといきなりサイレンが鳴り響く。
えっ!これがウワサのハニートラップ?
「旧市外地区に『異邦人』反応!パターンブラック、ギガンティクです!」
館内放送が非常事態を伝える。
「ギガンティク…リョウトくん、本当にギリギリのタイミングで間に合ってくれてありがとう」
トモエちゃんはそう言うと部屋の隅にあるレバーを引き下ろす。
『ギギィィ…』
すると壁の一部が開きスロープが出てきた。
「行くよ!」
トモエちゃんは僕の手を掴みスロープへ飛び込んだ。
「あ〜れ〜!」
スロープに入るとトモエちゃんは手を離し、僕とは違うルートに滑って行った。
「うわっ!」
素っ裸の僕に液体が吹きかけられると、温風で乾かされる。
次は何やら、機械のアームが全身タイツのようなものを着させてきた。
されるがままに、全自動で着替えが終わると、明かりが見えてスロープはいきなり終わり、そのままの勢いで追い出された。
「うわっ?!」
尻もちをついた僕は慌てて立ち上がった。
そこは、広い指令室といった感じで、何人かのオペレーターらしき人たちがコンソールに向かって、キーを叩いたり何か通信をしたりしていた。
「武美君ようこそ。ここが我らの『新東京基地』の司令部だ。」
鬼島さんが僕の近くに来て言った。
そしてその横にはクールな美人さんもいた。
「そう言えば紹介がまだだったわね。私は江藤エリカ。この司令部の戦術管制指揮員よ。」
エリカさんは微笑みながら僕に名乗った。
クールビューティーだと思ってたけど。
何だか白人の血が混じってそうな感じ。
微笑むと結構可愛いんだなあ。
「改めまして、武美リョウトです。よろしくお願いします。」
僕はちょっとどぎまぎしながら返事した。
「ふふ、かわいい。」
それを見てエリカさんが楽しげな表情を浮かべている。
「そうだ!トモエちゃんは?」
「トモエ君はあそこだ。見たまえ。」
鬼島さんが指令室の大画面プロジェクターを示す。
そこにはいくつかのウィンドウが開き、そのひとつには風変わりなコクピットに、赤い全身タイツみたいな服を着こんで座ってるトモエちゃんの姿があった。