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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 46


「不味い、奴等ついに場所を特定したのか!」

指令室で鬼島が大声を上げるが、肝心のAAは2機とも行動不能、現行の兵器では有効なダメージを与えることも不可能。

「くそっ!何としても死守しなければならなかったのに…」

一方、リョウトは…

「あんなのが落ちたら二人とも助からない、僕が、僕が二人を助けないと!お願いだ、僕にもチカラを大切な人を守るチカラを!」



リョウトの願いに反応したのか、ブレインのモニターに『玄武起動』の文字が現れる。

「『玄武』?なんでもいい!チカラをかしてくれるんなら使いこなしてみせる!二人を死なせるものか!」

リョウトが叫ぶとブレインが下へ降りていく。





下りエレベーターのような浮遊感と共にリョウトの脳に直接映し出されていた、朱雀と青龍からの映像が消える。

「トモエちゃん!チヅルちゃん!」

二人の身に何かあったのか、リョウトは不安を感じ声をあげる。

「リョウト君?どうしたの??」

リョウトの異変にエリカさんが声をかける。

「二人からの映像が見えなくなっちゃって」

リョウトがエリカに答える。

「リョウト君、ブレインはどうしたの?中からリョウト君の反応が消えているわ」

エリカはブレインの計器からリョウトの反応が消えていることに気付く。

「よくわからないんです。『玄武起動』って出て…どうも下に向かって動いているっぽいんですけど」

リョウトは自分の身に起きたことを説明した。

「なに!玄武が起動したのか?それならまだ希望がある」

それを聞いていた鬼島は九死に一生を見いだす。

「リョウト君聞いてくれ、玄武はアイギスアーマーのプロトタイプ、同調者が見つからず計画は凍結状態だったのだが機体はほぼ完成状態、人類を護る盾として開発された玄武ならば二人を護るチカラになるはずだ、頼む二人を助けだしてくれ!」

鬼島はエリカからマイクを奪うように取りリョウトに伝える。

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