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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 44

「こちらディケンズ、受信状態良好です。どうぞ。」

「こちらスタインベック1、まもなく戦闘地域上空に入る。インベーダーバスターMk−3を投下するのでアイギスアーマーを標的より避退されたし。どうぞ。」

スタインベックとリョウトが会話しているころ、青龍を救い出した朱雀が次々に斬撃を繰り出すが、黒獅子は踊るように回避する。

すると上空から轟音が響いてきた。B1改戦略爆撃機の4機編隊が近づいてくる。

「トモエちゃん、チヅルちゃん、そいつから離れて!!!」

チヅルちゃんが建物の影に隠れて射撃を始める。

その隙に、最後の1撃を繰り出したトモエちゃんも後退した。

B1改の下方をすり抜けるように、F/A−88、大阪航空工業が開発したばかりの純国産新型戦闘爆撃機の4機編隊もやってきた。

「こちらユンガー1、ディケンズ及び姫君たち聞こえるか?!」

F/A−88の隊長機から通信が入ってきた。

「はい、こちらディケンズ、聞こえてます。どうぞ!」

「なら話は早い!これより支援攻撃を開始する!!」

なんとかチヅルちゃんたちが距離を取ったところで、F/A−88が1機当たり6発の高機動対艦ミサイルを撃った。

ロケットの炎を引いて、24発もの大型目標用戦術ミサイルが殺到する。

その上空で、B1改各機の爆弾庫扉が開き、大型の誘導爆弾が姿を見せた。

戦闘爆撃機(マルチロールファイター)隊が対艦ミサイルを撃つのにこれだけ近づくのは、艦艇と比べても機動性が高く、それでいて航空機などよりはるかに頑丈なギガンティックに打撃を与えるには高威力と高機動の両立がミサイルにも求められ、結果として射程距離が犠牲になっているって、エリカさんが言っていた。

バガガガン!! 大半のミサイルが命中したらしく、ギガンティックが閃光と爆炎に包まれた!

「こちらユンガー1よりディケンズ、ミサイルは命中させた。これより離脱する!」

「ディケンズ了解!」

そこにエリカさんの声が入ってきた。

「ユンガー隊のミサイルは20発が命中、今は動きが止まってるわ!スタインベック隊が爆撃したら、直後に2人に猛襲をかけさせて!!」

「了解!」

「こちらスタインベック1!爆撃を開始する!!」

4機のB1改から、黒く長いものが投下された。

小さめな誘導翼がついたそれは、爆炎の中の黒獅子めがけて正確に向かっていく。

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