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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 42

リョウトは戦術画面と衛星画像、地形データを引っ張り出し、照らし合わせてサポート。

青龍のモニタが画像を拡大していく。

照門がモニタの下ギリギリ消えそうになるまで拡大させる。まだ拡大できるがこれ以上拡大させると照門がフレームアウトしてしまう。

照星の先に倒れこんでいるギガンティックにあわせ、体を移動させて照門の間に導く。

「生身の訓練は伊達じゃない!」

チヅルは声と共に操縦桿を動かすと青龍が引き金を絞り込んだ。

バシュィイン!

青龍のライフルから発射された光線がギガンティックの付近で拡散された。

チヅルの手がすばやく動きモニタに小ウィンドが開ききる前に何度も開いては消えた。

再度青龍が引き金を引くと徹甲弾が発射された。

ダメージを受けたギガンティックが上体を起こすと朱雀の刀が腰を地面に縫いつけた。

青龍はギガンティックに側面から接近すると通常弾の機関射撃を撃ちこんだ。

衝撃に暴れるギガンティックに容赦なく銃弾を浴びせる。

力尽き巨体を地面に倒したギガンティックは動かなくなる。

青龍はさらに銃弾を叩き込むがギガンティックは衝撃にのみ体を揺らすだけだった。

『ギガンティック2、完全に沈黙』

司令室のオペレータの声に青龍はギガンティックに背を向け新たな襲撃に備えた。
さらなる襲撃を警戒する2体を嘲笑うかのように、朱雀と青龍の間の空間が歪む。

「来たか!」

朱雀との射軸をずらし、青龍は歪みにへ銃弾を打ち込む。

「何体来たって!」

朱雀も刀を構える。

「ふふふ…そんなものか?」

空間の歪みが収束するとそこにはこれまでのギガンティックとはあきらかに違う機体が現れた。

漆黒の装甲はギガンティックと変わらないが、スラリとした女性のようなフォルムはまるでアイギスアーマーそのもの。

「なに?」

「そんな…」

新たな敵の姿にパイロット2人は言葉を失う。


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