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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 37


しかし…

「今は、わたしの事だけ考えて」

トモエはリョウトの手を引っ張って、ベッドに戻すと再び唇を重ねてくる。

「ふぅっ」

何かとチヅルに譲ってきたトモエ。

しかし、本心ではリョウトを独占したいのだった、短い時間でもいい。

リョウトを感じ、リョウトに感じてもらいたいのだ。

「ゴメンね、トモエちゃん」

リョウトはトモエのさみしさを感じ、優しく抱き締めた。


そして、そのまま寝てしまい、朝早くに三人がシャワーを浴びに行くのが複数の隊員達に目撃されたのだった。

「覚えたてって、そうだったよなぁ…」

なんて、話題があちらこちらで出ていたが、さすがに三人の耳に入ることはなかった。


共同生活が始まり三週間が過ぎた…

毎日の訓練と逢瀬は三人に強い信頼関係を築いていた。

しかし、トモエとチヅルのリョウト争奪戦はより激しくなっていた。

「リョウト…しよっ」

「チヅちゃんは昨日も先にしたでしょ!」

「訓練の成績で決める話だったじゃないか!」

「また勝手にそんな!」

「ケンカするなら僕は寝るからね」

しかし、それもリョウトがうまくふたりをコントロールできるようになってきていた。

「「ゴメンナサイ」」



訓練は日増しに厳しくなっていった。

前にリョウトが提案した連係プレーと二人同時サポート。さらには長時間ブレインに耐えられるように体力練成と精神、肉体共に鍛える日々だった。

そして夜は二人に精液を注ぐ。

決して不満があるわけでもない。しかし、毎日のように同じ内容で同じ展開の喧嘩に神経がまいり掛けていた。

(子供ができて毎日兄弟喧嘩されたらこんな感じになるのかな?)
順番と言うことで今日は先にトモエを相手にした。

(そう言えば最近基地の外に出てないな)

二人を抱くときは代わり映えしない支給された制服と下着かパイロットスーツ。もしくは全裸だった。

これは贅沢な悩みだと思っていても、私服の二人を想像するときっと可愛いだろうなと考えてしまう。

外出は禁止されていない。しかし手続きが大変だった。

行動計画書なるものに細かい行動予定を書かなければならなかった。

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