PiPi's World 投稿小説

GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 26
 28
の最後へ

GUARDIAN GIRL 28


「うん。ギガンティックはもっと強くなってくと思うからね。そうしたら単機での戦闘は厳しくなっていくと思うんだ。
機体や個々の強化もあるけどそれだけじゃ行き詰っちゃうじゃないかな。
だから単独の癖がつく前に連携プレーを…」

二人の視線が怖くなりそこで言葉が途切れた。

「いいわねそれ」

「私も賛成」

提案を受け入れた割には声が怖い。
「では、私は鬼島隊長に許可を貰ってこよう」

「私は斑目室長にAAの準備をして貰うわね」

「え!?ぼっぼっ僕、まずシュミレーターで…」

「リョウトは待機室で待っててくれればいいから」

「私たち、マルハチサンマル時までに行くから」

二人はリョウトがシュミレーターで訓練と言うのを最初から見通して言葉を被せてそれを塞いだ。

リョウトを残して食事を終らせるとトレーを片して食堂を去った。

リョウトは食堂員に追い出されるまで思考停止していた。

「却下だ」「無理ね」

鬼島と斑目の声が重なる。

基地内を走り回って鬼島と斑目を見つけた二人は一気に提案を述べたが一蹴された。

鬼島と斑目は散々探し回ったが一番最初に探して居なかった作戦司令室にいた。

「隊長、そんな!」

「何故です、室長!」

「緊急事態でもないのにパイロットの負荷が未知数な訓練を承認できるほど私は無謀ではない」

「機体の整備は完璧といえないのに訓練に出させるほど私は怠け者じゃないつもりよ」

「が、しかし…
君らの連携が今後重要なのは理解している。
でだ、これからは君らにはしばらくこれを付けて生活をしてもらい互いの理解を深めてもらう」

鬼島隊長の手には手錠が握られていて、僕の右手とトモエちゃんの左手、左手とチヅルちゃんの右手が繋がれる…

「慣れるまでは不自由だろうけど、仲良くね」

リサさんはあきらかに楽しみながら僕らに訓練内容を書いたメニューを渡す。



最初のトレーニングはランニング。

これは脚も結んでから走れと…

「さて、わたしがリードするからリョウトはわたしに合わせればいいわ」

「せ〜の」

チヅルの号令で走りだそうとするが…


ドテ〜ん!


盛大にコケる。

「チヅちゃん器用なんだから合わせられると思うよ」

今後はトモエちゃんが合図を出す。

「せ〜の」


バタ〜ん!


リョウトの両足が前に進みまたも倒れてしまう。


SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す