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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 26


「彼にはもっと…扱いを考えて貰わないと。
そうだ。これは決してもっと気持ちよくSEXしたいからと言うわけではない。
パイロットの体調管理に繋がることだ。
毎回補充のたびにこうなってしまっては出撃に差し支える。
しかし…このことを体長に相談するのか?…そうだ!斑目室長に相談すればよいのか!
ふむ、そうだ。今すぐにでも相談…っっつつぅ…痛くない…これしきで」

チヅルは二つの痛みに耐えながらベッドから立ち、制服に着替えた。
部屋を出るときにチヅルは背筋を伸ばし扉を開いた。

しゅっ

わずかなモーター音を立てて開いた扉の先にはたまたま廊下を歩いていたトモエと遭遇した。

「あ、チヅちゃん。お・おはよう」

「う・うむ。おはよう」

二人は肩を並べて食堂に向かい廊下を歩いた。

(チヅちゃん、リョウト君のこと、どのくらい…。でも、私も…)

(トモエは毎日のようにリョウトとSEXしていたはずだ。なのになんとも無いのか?それとも一日の長と言う奴か。
まさか、私とトモエでは扱い方が違うとか!?)

(リョウト君…)

(リョウト…)


二人の間ではリョウトをはさんでお互いのことを考え、鉛のように重い空気が発生していた。

すれ違う所員は挨拶を交わしながらその空間から逃れるように道を譲り、壁際を歩いた。

しかし、その空気の原因であるリョウトは、それに気付いていない。

リョウトはとてもニブい、女性にとってはた迷惑な男なのである。

「まだ僕は、トモエちゃんのこともチヅルちゃんのことも全然わかってないとおもうんだ、だけどこれからはそれじゃダメだから、もっとふたりと仲良くなりたいんだ。それにもちろん僕のこともよく知ってもらいたい」

ふたりの想いもしらないリョウトの言葉が、トモエとチヅルを惑わせる。

天然女たらしの本領発揮である…



食堂に着き、テーブルにはリョウトと向かい合うようにトモエとチヅルが並んで座る。

3人の前にはそれぞれの朝食が。

トモエはご飯に味噌汁と焼き魚。

実家が剣術道場のトモエは和食好き。

一方、チヅルはトーストにスクランブルエッグとソーセージにサラダとトモエと違いパン派。

リョウトはタマゴかけご飯に毎朝決まっている。

長い施設暮らしであまり良いものを食べ慣れておらず、朝から良いものを食べると調子が悪くなってしまうのであった。

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