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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 23


「それでも、僕はチヅルちゃんが無事でいてくれた事が嬉しいよ!」

「ズルいな…リョウトは、そんなこと言われたらガマンできないよ…」

AAの運用に必要な僕の精液の中の因子は起動するたびにすべてAAに吸収されてしまう。

そのため、AAの操縦が終わるとパイロットはリョウトの精液を求めてカラダが疼いてしまう。

作戦室と通信がつながっている間は、平静を装っていたかったが、リョウトの言葉がチヅルの欲望に火を点けてしまった…

熱を帯びた声と火照った仕草に胸をなでおろした。

青龍が格納庫に戻り、ハンガー(格納庫をハンガーと呼ぶが、この場合は格AAの定位置固定器)に収納されるとリョウトはブレインから飛び出し駆けつけた。

(チヅルさんはきっとトモエちゃんと同じように僕が必要になってるはず。早く行って…。そう。これは僕の役目なんだ!)

リョウトは自分にそう言い聞かせ廊下を駆け抜けた。

「あれ?チヅルさんは?」

「ああ、あの娘なら訓練所に向かったわよ」

リョウトの質問に忙しそうに計器と青龍にコードを繋いでいた女性作業員が手を休めずに答えた。

「え!?だだだって、AAを動かした後って…」

「私は機体専門だから。ご免ね力になれないで」

「いえ、僕こそ。邪魔してすいません」

そう言うと僕はチヅルちゃんが向かったという屋外訓練所に向かって走った。

ぱごぉん!ぱごぉん!ぱごぉん!

訓練所に出ると甲高い炸裂音が響き、誰かが走る音が聞こえた。

ダダダダ…ずしゃしゃっ

がちゃっぱごぉん!ぱごぉん!ぱごぉん!

ダダダダダ…ぱぱぱぱぱっぱぱぱぱぱ!

チヅルちゃんは戦闘服に身を包み、大きな対戦車ライフルを抱えて訓練所を走り回っていた。

遮蔽物に身を隠しては標的に対戦車弾を打ち込み、走り出し、また遮蔽物に身を隠して撃つのを繰り返していた。

たまに現れる小さな的に走ったままサブマシンガンを撃ち遮蔽物に隠れた。

リョウトは体を隠すことなくチヅルちゃんに向かって歩いていった。

ぱぱぱぱぱっ

リョウトの足元で地面がはじけた。

「危ないだろ!訓練中に近づくな!」

チヅルちゃんの威嚇射撃にリョウトは一瞬立ち竦んだが、再び歩き出した。

「チヅルちゃん…」

「見ての通り今日の戦闘のお浚いだ。邪魔をしないで欲しい」

「チヅルちゃんはよくやったよ。始めの攻撃だってちゃんと当たってた。きっと…」

「弾などに問題は無かった。徹甲弾も効果があった。様は使うタイミングを誤っただけだ。
あの場合は弾幕を張り、ギガンティックを寄せ付けず徹甲弾で装甲を破るのがセオリーだった」

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