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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 22

重装甲の青龍では舞うような剣戟ができない。青龍の重心線をカバーする形でライフルを槍の様に扱いギガンティックの猛攻を受け流す。

ブレインの中で僕はギガンティックを凝視する。

「!」

「!そこかぁ!」

ぎゅこぉ!!

僕がギガンティックの一点に隙ができたのに気付くとそれに呼応してチヅルちゃんがそこに銃剣を突き立てた。

「徹甲弾!!」

ばこぉん!どこぉん!!どごぉん!!!!

銃剣を着きたてたままライフルから徹甲弾が3連射された。

零距離で撃たれた徹甲弾はギガンティックの腹部に入口を一つ、背後に出口を三つ作った。

数回小ウィンドが瞬くように浮沈む。

「散弾!」

どどどどど・どどどどど!

銃身内で換装された散弾が5連射を二回繰り返した。

その際、青龍は銃剣で抉るようにライフルを動かし、ギガンティックの内部に大量の特殊弾を撒き散らした。

「ビーム!来るよ!!」

エネルギーを感じて僕が叫ぶとギガンティックは体がガクガクと震わせながら紅い目を輝かせる。
「とどめだぁ!飛龍激!」

青龍は突き立てた銃剣を引き抜きライフルが開けた穴に向けると銃剣が爆音と共に発射され、吸い込まれるように飛び込む。

すぼぉおん!

ギガンティックの体内で銃剣が爆発する。

散弾で体内を抉られてできた空洞に爆圧が充満し、耐え切れなくなった体が上下に千切られるように爆発する。
大地に仰向けに倒れたギガンティックの紅い目から光が消えた。

青龍は油断無く銃口をギガンティックに向けている。

「目標、完全に活動を停止しました」

作戦室でオペレーターがギガンティック停止の宣言にチヅルは「はぁ〜」っと息をついた。

「やったね、チヅルちゃん!」

「く、こんな…てこずるとは。無様な戦いだった」

喜ぶ僕と対照的にチヅルちゃんは苦しそうに呟いた。

「青龍、これより帰還する」
「チヅルちゃん?僕達勝ったんだよ!」

「青龍は中・長距離戦仕様の機体だぞ!
それが戦闘開始早々に懐に飛び込まれたのだ!私は機体の性能を生かせなかった証拠ではないか!」

チヅルちゃんの操縦桿を握る手が震えている。

「でも…」

「しかもだ!その穴埋めに虎の子である飛龍まで晒した!
朱雀との戦闘を学習してきたのだ。飛龍についても対策はたてられてしまうのだぞ!」

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