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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 21

青龍が旧市街地へたどり着くとそこでは、前回同様ギガンティックが暴れ回っている。

しかし、そのギガンティックは6年前や前回と少し違う形をしている。

外見的には、それまでの物よりムダを省いた印象を受ける。

「いたわ、アイツね」

チヅルちゃんもギガンティックを視界に捉える。

「マイクロミサイル!フルバースト!!」

青龍のスカート『龍鱗』の装甲板が前に迫り出し、その隙間から無数のミサイルがギガンティックを目指して発射する。


「当たった…」

チヅルちゃんは確認をしようとくするが、ギガンティックがいた場所には爆炎がまき上がり、僕らの視界ではギガンティックの確認はできない。

「避けられた!右だよ!」
煙幕の中からギガンティックが飛び出す。

どうやら、前回の朱雀との戦闘を踏まえた機体らしい、意味を成さない重厚な装甲を捨ててAAに対応できる機動性を求めたのだろう。

「くっ、速い」

前回の相手とは比べものにならないほどに素早く地を駆けるギガンティック。

青龍は距離を保ちつつマシンガンで応戦する。

「ちょこまかと…」

マシンガンはギガンティックを捉えるが直撃とはいかない。

ギガンティックは着実に距離を詰める。


チヅルちゃんの操縦桿を握る手が小刻みに動く。

モニターに幾つもの小ウィンドが浮き上がっては沈んでいく。

ブレインから僕の頭の中に情報が流れ込んでくるが僕の頭では何が起こっているか処理が追いつかないでいた。

ウィンドの浮沈みは星の瞬きのように早く情報は見ていないようだ。

完全に表示される前にコマンドを入力して閉じてしまう。

青龍が実際に稼動したのは今回が始めてのこと。

それなのにこれだけの操縦ができる様になるにはシュミレーターでどれだけの訓練をこなしたのだろうか。

並大抵の訓練ではないはずだろう。

青龍はマシンガンからライフルに持ち替えた。

至近距離でライフルは普通ありえない。

それでも僕は焦る事はなかった。ブレインに送られてきた情報で何をしようとしているのかを漠然とだが分かっていたからだ。

がきゅぉん!

激しい金属音がしてライフルの銃身の先に巨大な銃剣が現れた。

「やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

青龍はチヅルの気合とともにギガンティックと切り結ぶ。

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