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GUARDIAN GIRL
官能リレー小説 - SF

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GUARDIAN GIRL 19




翌日

調整の完了した青龍の起動実験を行うため、僕は作戦室に呼ばれていた。

「ここでの暮らしには慣れたかい?」

鬼島さんが声をかけてきた。

「はい」

「そりゃそうよね〜あんなカワイイ娘といっしょなんだからね」

僕が返事をすると横からリサさんが茶々を入れる。

「そんな言い方やめてくださいよ」

「ゴメンゴメン。で、予習はちゃんとしてきたかな?」

リサさんはそう言って『アイギスアーマー計画』って書かれた書類をポンポンと叩いた。

「もちろんですよ。
アイギスアーマーは対ギガンティック用に開発された巨大兵器で、以前から研究開発していた巨大人型ロボにギガンティックから転用した技術で作られている。
とくに、ギガンティックを参考に作られた人工筋肉の関節は従来の技術では考えられないほどの柔軟性と瞬発力を生み出し、ほぼ完全に人間の動きをトレース出来るほどである」

「エライ、エライよく勉強しました」

今度はモニターに朱雀が映される。

「アイギスアーマー朱雀。近距離格闘戦用AAで、柔軟性を最大限に活かした白兵戦を得意とする。
腰にマウントされている、二振りの『超振動ブレード』は圧倒的な切れ味を誇る。
また、本機はいくつかの追加武装が開発中であり、今はまだ、完全な形での完成にはなっていない」

「うんうん、じゃあ。次」
モニターには青龍が映る。
「アイギスアーマー青龍
中・遠距離戦用機体で銃を用いた戦闘をメインとする。
マルチウェポンユニット『龍鱗』はスカート状のユニットで火器による重量増加の機動性低下を補うためのホバーユニット、装甲板等で作られている」

「ふうん、アナタなりに勉強してるのね…」

準備の終わったチヅルちゃんがそう言って僕の前に立つ。


チヅルちゃんのユニゾンスーツは青い、手足のスラリとしたモデル体型がこれでもかと強調されている。

「似合ってるよ」

「ふん、いやらしい目で見ないでよね」

そう言うチヅルちゃんの表情が少し嬉しそうなのは黙っておいてあげることにした。

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