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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 53


「夢さま!治療はあとです!今はこちらに!さあ、お早く!」

突然声をかけられ、見た先には『夜月』と書かれた名札をつけたウエイトレスの姿が。
夢は天の助けとばかりにケガ人を背負い、急いで底に避難する。
そしてすぐさま聞きそびれた戦況を確認する。

「夜月!今の攻撃はいったい何だ!?状況を報告しろッ!」
「カエル怪人たちの襲撃後、別勢力と思われるものの狙撃が店内に侵入した敵怪人、ならびに戦闘員を殺し始めました。
 身の危険を感じた我々は、煙幕を張り時間を稼ごうとしたところ、先ほどの攻撃が始まりました。
 おそらく探知式の特殊弾丸だと思われます!」
「先に捕まった連中と連絡は!?」
「連絡はつきましたが、向こうも戦闘員がいるようです。
 狙撃手を探させるにもすぐにはできない状況です!」

それを聞いて夢は思わず舌打ちする。
こんな視界で、かすっただけで大ダメージの狙撃なんて普通の人間にはできない。
おそらくその狙撃手も怪人、ないしはそれに準ずる実力者・・・!
こういう相手には、おとりを使って位置を割り出し、叩き潰すのが一番なのだが。
この煙幕で打って出れば、その時点で的にされることだろう。
さすがに夢の糸でも店内以上の範囲を索敵することはできない。
何か、何か手はないか。夢は持てる知識をフル動員して打開策を講じ始めた。
啓太がこの事態に気づく前にと懸命に願いながら。

――――

その頃、その啓太は何していたかというと。

「な・・・薙っ!イクよっ!?」
「ああっ、啓太殿ぉっ!!出してッ!
 拙者の膣内にっ、啓太殿の精液っ、いっぱい出してくだされぇッ!!」
「うッ!?」

ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・!!

・・・ご覧のとおりナニをしていた。
地上では夢たちが大変な目に遭っているのに、と文句の1つも来そうなものだが、どうかご勘弁願いたい。
ここは地上から距離もあり、またその存在を隠すべく防音その他の設備がバッチリと整えられているのだ。
気づけというのがムリな話なのである。

「ああ・・・啓太殿ぉ・・・♪
 子種を恵んでいただき、誠にありがとうございまするぅ・・・♪」
「うふふ・・・っ♪おなかの中、啓太様のでいっぱいにされちゃいましたね・・・?」
「夢さんたちに知られたら怒られちゃいますね・・・?」

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