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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 301

「うむ、啓太さまはお救いしたぞ。お前たちも御苦労であった。
それと、ザウルスペクターのボス格と思しき物を捕えた(何故女になったか解らんがな)」
リベリオンナイツ(元エレメンタル・ガーディアン)を見つけて夢は三人に啓太の確保と女になったレックスの(レックスを女にしたのは夢だが、現段階では気付いてない夢がそれを知るのは基地に帰った直後にクロックから聞かされる)捕縛を伝えた。
「流石は夢様ですが、では引き上げましょう。」
「ご主人様の治療しないと、あんた邪魔!!」
「おい、お前っ!!!」
「ここも安全ではありませんわ。皆様、移動魔法で撤退しましょう。」
夢の労いと戦果の報告聞いたアクアは冷静に撤退を進言し、フレアは気を失っている啓太の治療を夢に言うと気絶している啓太に纏わりついているレックスを啓太から追い払うとおぶる、レックスはフレアに攻撃しようとするが、夢が直ぐに糸で拘束され身動きの取れない状態になると、そこへウィンドは撤退の進言をする。
「うむ、何時敵が来るか解らぬからな。ウィンド、各地で戦っている味方に撤退の合図と移動魔法の準備をしろ。
アクア状況を?」
撤退を決断した夢は各戦線で戦っているアパレント怪人への撤退の合図と現在各戦線で戦っているアパレントの怪人達と自分達の基地への撤収をウィンドに命じ、アクアに現在の状況を聞いている頃。
ー三方町北部ー
「貴殿程の人物が危険というならば、ここは引くべきですね。」
「ああ、その通りだサムライブレーダー。」
撤収したゴルディアースは途中でリベリオンのいる現場へ向かう途中のサムライブレーダーに遭遇し、事の顛末をゴルディアースはサムライブレーダーに説明した。
同じようにゴルディアース(鬼瓦)もサムライブレーダーからおおよその戦況を教えてもらった。

「まさかこんな戦いにダークギルドが絡んでくるとはおかしいと思いましたが・・・。
 やはりその女を狙ってきたのでしょうか?」
「・・・わからん。
 が、今まで動かなかった連中が動いた以上、最悪のケースを覚悟しておかねばならんだろうな」
「・・・!!」

最悪のケースという言葉に、サムライブレーダーは明らかに反応した。
その顔には『まさかそんな・・・!』と言っているのがありありと浮かんでいる。
それはそうだろう。
いまだかつて、それはこれほど短い期間に起こったことはないのだから。
だが、英雄であるゴルディアース(鬼瓦)が言う以上、それはまったく的外れであるはずがない。
衝撃の事実に沈黙するサムライブレーダーに、ゴルディアースはさっさと思考を切り替えろとばかりに彼の後頭部を殴りつけた。

「いつつ・・・。い、いきなり何をするんですかっ!?」
「それはこっちのセリフだ。
 仮にも正義の味方を名乗るものが、いつまでもボーっとしてるな。
 今はまずこの事態を乗り切らねばならんのだぞ」

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