PiPi's World 投稿小説

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 23
 25
の最後へ

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 25


すると夢はオーラをしまいこんで、やわらかな笑顔を浮かべる。
何だか知らないが、今日はどうしても啓太と一緒に行動をともにしたかったらしい。
・・・が、その理由は啓太にはわからないし、何で素直に言わないんだとツッコむ勇気もない。
ここは気づかないことにして流すのが、大人の対応なんだろう。
啓太はそう思い込むことで自分をごまかすことにした。

「お待ちどうさまです。こちらが本日の朝食となりま〜す!」

とか何とかやっているうちに。
朝食を作り終えた空と刀が、トレイに朝食を載せて台所から出てきた。
啓太は先ほどの恐ろしいオーラのことを一刻も早く忘れようと、並べられていく和食の数々を口の中にかきこんでいくのであった。
因みにこれは何時もの事だが、皆の作ってくれたご飯は美味い。そして、身支度を整えた俺は大学へ向かった。
そして、遅刻せずに無事に上武工業大学に到着した。




キーン、コーン、カーン、コーン、キーン、コーン、カーン、コーン。
午前12時半。
「ふう〜これで今日の講義はお終いか・・・・」


講義を終えた俺は帰る準備をしていた時・・・
「なあ、お前アパレント・アトムって知ってるか。」
「ああ〜知ってるぜ、今噂になっている悪の組織だろう。確か男は指導者の怪人だけで後は全員美女の怪人揃いの実力派組織だろう。」
俺の左後ろにいたオタクっぽい学生が相方の渦巻き眼鏡をしたガリ勉野郎がアパレントの噂をしていた。
「そう、悪の組織の新興勢力の中ではトップクラスだ。しかも、指導者のリベリオンって奴がキザな奴なんだよ。」
リベリオンの名前を聞いた途端オタクっぽい学生が突然憤慨した。
「あの・・・リベリオンのキザ野郎、俺の天使の正義のヒロインのエレメンタル・ガーディアンちゃん達にそっくりの怪人を奴隷にしてるんだよ許せね!!!」
おたくっぽい学生は凄まじく憤慨していた。まあ、憤慨するのもわかるな。おれも後で調べたが、彼女らは正義のヒロイン時代オタクに熱烈な人気があったそうだな。
因みにマイやマヤやマリアにそれを話したらご主人さま以外の男に好かれたって嬉しくないと激しく拒絶していた。


SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す