PiPi's World 投稿小説

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 185
 187
の最後へ

世界の中心で平和を叫ぶ。第2部 187

しかし今までの訓練を通じ、啓太も思うところがあったらしく、文句や愚痴はあってもそれらを放り出そうとはしなかった。
それは今までにはない、啓太のささやかな成長の1つであった。

「お疲れ様です、ご主人様」
「ご主人様、お茶をどうぞ」
「ご主人様、肩をおもみしますねっ?」
「お〜、すまね〜な〜・・・」

ぐったりとしている啓太にエレメンタルガーディアンの3人が思い思いの声をかけてくれた。
マヤは啓太のこなした書類を回収し。
マリアは砂糖のたっぷり入った甘いコーヒーを差し出し。
マイは啓太の背中に爆乳を押し付けながらマッサージをしてくれた。
マイの行動にはちょっと思うところあるものの、疲れていたこととマッサージが気持ちよかったこともあり、突っ込むのをやめた。

「ししょ〜、頼まれてた仕事、終わったッスよ〜・・・って!
 私らほっといて何うらやましいことやってんですかっ!?」
「げっ!?おまえらっ!?」
「私らも混ぜてくださ〜いっ!?」
「・・・・・・っ!」
「ぐはぁッ!?」
「朱鷺も蒼も落ち着け。主は疲れておいでだ・・・ってもう遅いか」

そこにやってきたのは、朱鷺・蒼・みどりの三位一体トリオ。
啓太は何を勘違いしたのか3人合体のフライングボディアタックを食らい、悲鳴を上げた。
3人はあれからまた少しだけ成長し、中学生くらいの体格になっている。
ちょっと成長したせいか、3人の性格も少しずつ変化している。
首担当の朱鷺はおしゃべりに。身体担当の蒼は無口系甘えん坊に。
人形担当のみどりはクールな突っ込み役に・・・といった具合だ。
マイたちの話によると、いずれは単体でも行動できるようにまでもっていくとのこと。
彼女らが1人前になるのはうれしいと思う反面、こんな厄介なヤツらをバラバラにさせても大丈夫なのかと、いろいろ啓太の頭を悩ませている。
・・・などと啓太が考えていると。

「ぬおああぁぁっ!?お、おまえらっ!?いつの間にヒトのズボン脱がしてんだぁッ!?」
「ぬっふっふ〜♪それを私たちに言わせますか、啓太の旦那?」
「誰が旦那だ!?つーか、マイ!マリア!おまえらも何気にヒトの大事なモンつかむなッ!?」
「まぁまぁ、そこまで聞きたいのならお教えしましょうっ!」
「聞いてねえ上にスルーされたっ!?」
「私らメイド一同、ご主人様に気持ちよく毎日を過ごしていただくため、日夜厳しい修行を行っているのです」

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す